暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第118話
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の使徒達を見回し

「セリカの事……お願いね。」

優しい微笑みを浮かべて言った。

「………承りました。」

「いつかまた出会える事………心から祈っております。」

「任せて下さい!」

「はいです〜!」

「わらわ達に任せておけ!」

サティアの言葉にエクリアとシュリは会釈をし、マリーニャとサリア、レシェンテは力強く頷いた。そしてサティアはケビン達を見回し

「みんな………いつか、また会いましょう………」

優しい微笑みを浮かべた後、光の球体になり、光の球体はエステルの身体と同化した。するとエステルが持つ天秤の十字架(ラクスリブラクルース)はサティアが扱っていたように神々しい光を放ち始めた!

「なっ……天秤の十字架(リブラクルース)が…………まさか………!?」

それを見たパズモは驚いてエステルを見つめ

「うん………あたしの中にいるわ………セリカやみんなを想う優しいサティアさんが………そっか………こういう事だったのね………」

見つめられたエステルは静かな表情で自分の身体を見つめ

「………エステルの身体に………サティア………宿った………」

「………じゃあ、エステルの子かその子孫がサティア様になるんだ………!」

「………なるほどな。”想念”の力で自らを魂に戻して、エステルに宿ったという事か………」

「フム。ならば”正義の大女神”であるサティアしか扱えないその神剣がエステル嬢ちゃんが扱える事にも納得がいくな………エステル嬢ちゃんが天秤の十字架(リブラクルース)を扱えなくなり、嬢ちゃんの子供が天秤の十字架(リブラクルース)が扱えたその時………その子こそが生まれ変わったサティアという事か………」

ナベリウスは静かに呟き、リタは嬉しそうな表情になり、リウイとハイシェラは真剣な表情でエステルを見つめ

「エステル………サティアの事は頼んだ………」

セリカはエステルに視線を向けて頭を下げ

「うん、任せて!必ず2人の”約束”を叶えてあげるわ!………それがあたしの”誓い”なんだから!」

セリカの言葉にエステルは太陽のような明るい笑顔で頷いた。



「…………さて………俺達も帰るとするか………」

エステルの笑顔を見て静かな笑みで黙って頷いたセリカは自分の使徒達やハイシェラと共に光の階段の前に来て、ケビン達を見回した。

「………みんなには本当に世話になった。今回の件のお蔭で俺はサティアと再会でき………全ての記憶を取り戻したのだからな。」

「ククク………血がたぎる戦いを幾度もさせてくれた事………感謝する。」

ケビン達を見回したセリカは微笑み、ハイシェラは不敵な笑みを浮かべ

「私も今回の件で救われました………本当にありがとうござ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ