第117話
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いオーブメントとさまざまなクオーツを渡し、渡されたリセルは驚き、ヴァイスは驚いた表情でティータに尋ねた。
「はい。リセルさんはこれから戦争に行くんですよね?リセルさんには戦争で傷ついたり、死んで欲しくありませんから、お守り代わりです。」
「………いいのか?俺達が戦争の道具として利用する為に量産するかもしれないし……これらの技術を俺達の時代で完成してしまい、下手をすれば未来をも変えてしまう事にもなるぞ?」
そしてティータの答えを聞いたヴァイスは真剣な表情で尋ねたが
「………リセルさん達の時代ではわたし達の世界と繋がっていませんから大丈夫です。オーブメントやクオーツを創るには七耀石が必要ですから………それに………わたしと同じ機械を愛するリセルさんなら、誰かを”傷つける”為ではなく、大切なものを”守る”為に使ってくれると信じています。」
ティータは穏やかな目をして答え
「ティータさん………………ありがとうございます。このオーブメントとクオーツ………大切に扱わさせてもらいますね。」
ティータの答えを聞いたリセルは呆けた後、優しげな微笑みを浮かべてティータから受け取ったクオーツをオーブメントに装着し、そしてオーブメントを装備した後、残ったクオーツを自分の荷物入れに仕舞った。
「えっと………使い方は以前説明した事があるから大丈夫ですよね?」
「はい、問題ありません。」
「あ、後で確認してもらえばわかりますけど”機功”のクオーツもありますから、EPがなくなっても”機功”のクオーツを付けていれば導力の回復装置がなくても大丈夫ですから、安心して下さい。」
「何から何まで………本当にありがとうございます。」
そしてティータの説明を聞いたリセルは微笑んでティータを見つめた後、ヴァイスと並んでケビン達を見回し
「それでは俺達はこれで失礼する。未来の貴方達に語り継がれるような人物に俺達は必ずなってみせる。………皆、元気でな。」
「今までありがとうございました!」
笑顔で別れを告げた後、光の階段を走って登り、門の中へと入って行った。
「……………………」
「エステル?どうしたんだい。」
ヴァイス達が門の中へと入った後、考え込んでいるエステルに気づいたヨシュアは尋ね
「あ、うん………ヴァイスさんの名前、最近どっかで聞いた事があるような気が………………………あ。」
尋ねられたエステルは答えた後、さらに考え込み、そして呆けた声を出し
「ね、ねえセリカ!あなた達の試練の最後の戦いでセリカ達のかつての仲間の人達が一緒に戦ったわよね?」
「ああ。それがどうかしたか?」
「その中に”想念”の力で戦艦を呼び出した人がいたと思うんだけど。」
「……マウ
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