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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第117話
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そして口元に笑みを浮かべたヴァイスはリセルと共に光の階段の前に来て、ケビン達全員を見回し

「短い間ではあったが………世話になった。貴方達と共に戦ったこの経験をさらなる上を目指す糧とし、俺はもっと上の地位を目指す。」

「みなさんと出会えたお蔭で、さまざまな体験や思い出が記憶できました………本当にありがとうございました。」

ヴァイスは静かな笑みを浮かべ、リセルは優しげな微笑みを浮かべて言った。

「こちらこそ、お世話になりました……………ですが、お二人にとってこれからが本当の戦いなんですよね?」

2人の言葉に頷いたケビンは真剣な表情で2人を見つめて尋ね

「ああ。ユン・ガソルに奪われたセンタクスを奪還し……その功績を元に俺はさらに上を目指す。…………リウイ王、貴方には色々と世話になった。貴方が俺に教えてくれた戦術や政治、そして覇道………今後の戦や政治の糧とさせてもらう。」

尋ねられたヴァイスは頷いた後、リウイに視線を向けた。

「フッ………お前ほどの”器”を持つ者なら、いつか必ず”王者”へと這い上がれるだろう………お前が目指す”道”が叶う事………心から応援している。」

そして視線を向けられたリウイは不敵な笑みを浮かべてヴァイスを見つめた。

「フフ………君とはもっと語りたかったのにもう会えないだなんて、非常に残念だよ………」

一方オリビエは口元に笑みを浮かべた後、残念そうな表情でヴァイスを見つめた。

「ああ。オリビエとは色々と共通する部分があり、話が合ったのだがな………短い間とはいえ、楽しかった………我が友よ………」

「フフ……互いが目指す”道”を必ず叶えようじゃないか、我が生涯2人目の親友よ!」

そしてヴァイスと互いに口元に笑みを浮かべて見つめていた。

「ウィル殿、ティータさん………貴方達2人には技術面に関して非常にお世話になりました。………今までありがとうございました。」

「こちらこそ。リセルさんが知る魔導技術も中々で、色々と勉強になったよ。」

「はう〜………リセルさんとは色々と話が合って、とても楽しかったのに、もう会えないだなんて残念です…………………あ、そうだ。これ、リセルさんに渡しそびれたんだ。」

一方リセルに微笑まれたウィルは頷き、ティータは残念そうな表情をした後、ある事を思い出して呟き

「?私に渡したい物とは一体………?」

ティータの言葉を聞いたリセルは首を傾げた。そしてティータはリセルに近づき

「えっと………もしよければ、これを持って行って下さい。」

「!これは………!」

「確か君達の世界の技術で”アーツ”という魔法を放つ事ができる機械………”オーブメント”と”クオーツ”だったか?」

なんとリセルに真新し
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