第117話
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や父さんが……空の女神の末裔………!」
シェラザードとヨシュアは信じられない表情でケビン達と共にある人物――――驚きの表情で固まっているエステルに視線を向けた。
「…………………」
視線を向けられたエステルは口をパクパクさせて固まり
「ほ、本当にエステルさんが空の女神の末裔なのですか、始祖様………!?」
クローゼは驚きの表情でセレストに尋ね
「ええ………先程私が得た情報では空の女神の子は”ブライト”性を名乗り、子孫を残しているとあります…………」
尋ねられたセレストは真剣な表情で頷いて答えた。
「………しかし、もし本当にエステルさんが神の末裔なら私やリウイ様達のように相応の力が受け継がれていると思うのですが………」
「………確かにな。神の力を受け継いでいるのなら、相当の力を持っているはずだが……俺達には感じられん。」
一方考え込んでいたエクリアは考え込んだ後疑問に思った事を呟き、エクリアの疑問にリウイが頷いた。
「………私が先程得た情報には空の女神の子供は母の………神の力を受け継ぐ事はできず、普通の人間として生きたようですね……そして……空の女神自身、自分の力が受け継がれていない事に安心していたようです。」
「……強すぎる力は時に本人が望まなくても災いとなる。”神殺し”として生きる俺のようにな…………」
「……………きっと、空の女神は大切な子供には普通に生きて欲しかったんだと思うわ………」
エクリアの疑問に答えたセレストの答えを聞いたセリカは真剣な表情で呟き、サティアは静かな表情で語った。
「あ、あはは………驚く事ばかりで、もう何が何やらだけど………まさかナユタ君やアドルさん達があたしや父さんのご先祖様だなんて………ご先祖様達と一緒に戦った事やご先祖様が”赤毛の冒険家の冒険日誌”の主人公だと知ったら、父さん、どう思うかな〜?」
そして固まっていたエステルは苦笑し
「うふふ。自分が神の末裔である事ではなく、先祖と一緒に戦った事の方に驚いているんだ、エステルは。」
「お、お姉ちゃん………何とも思わないの………?空の女神様がお姉ちゃんのご先祖様だって事………」
エステルの言葉を聞いたレンは口元に笑みを浮かべ、ティータは驚きの表情でエステルに尋ねたが
「う〜ん………確かにかなり驚いたけど、よく考えたら神の末裔だったらエクリアさんやリウイ達だってそうじゃない。それにあたし自身”神”の力を持っている訳じゃないし。その事を考えたら、そんなに大した事じゃないと思うのよね〜。」
エステルは考え込んだ後、エクリア達を見回し、苦笑しながら答え
「エステル……
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