第117話
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「はは、最後に祝宴を上げるヒマすらないとはね………だが本来………別れとはそういうものか。」
「ふふ…………そうかもしれないわね。」
オリビエは静かな表情で呟き、オリビエの言葉にシェラザードが頷いた。
「それと………時間軸の関係で最初はナユタさんとノイさん…………次はアドルさんとフィーナさん、エレナさん……その次にヴァイスさんとリセルさん……以上の方達が先に元の世界に帰る事をお願いします。」
「………僕達が最初か。ノイ。」
「うん。」
そしてセレストの説明を聞いたナユタは静かな表情で頷いた後、ノイと共に前に出て、仲間達を見回した。
「みなさん………今までお世話になりました!こんなにも多くの人達と協力する事は初めての体験であると同時に……とても楽しかったです!」
「初対面の私達に他の仲間の人達と同じように接してくれて、とても嬉しかったの!」
そして仲間達を見回したナユタとノイはそれぞれ笑顔になり
「こちらこそ2人には随分世話になったわ。」
「………お二人ともお元気で。」
「こっちこそナユタ君達の冒険の話を聞けて、とても楽しかったわ!元気でね、2人とも!」
ケビンとリース、エステルは笑顔でナユタとノイを見つめ
「は〜………ノイちゃんともこれでお別れか〜……もっと、ノイちゃんの可愛さを堪能したかったのに、残念だよ………」
アネラスは溜息を吐いた後、残念そうな表情でノイを見つめ
「もう、勘弁してほしいの………」
見つめられたノイは身体を震わせ
「ハハ………そうだ。ティオちゃん。僕とノイにそれぞれ”みっしぃ”のストラップをくれて、ありがとう。一生大切にするよ。」
ナユタは苦笑した後、アルセイユに乗船する前にティオからもらった”みっしぃ”のストラップを見せて言った。
「フフ、そのストラップは後98個持っていますので………”みっしぃ”がそんなに昔から生きていた事を教えてくれたお礼としてはむしろ安いぐらいです。それと可能であれば”みっしぃ”の可愛さをナユタさん達の時代に広め、歴史に残す活動をお願いします………!」
そしてティオは静かな笑みを浮かべて答えた後、真剣な表情で2人を見つめ
「アハハ………」
「あんな変な動物のどこがいいの………」
見つめられたナユタは苦笑し、ノイは溜息を吐いた。
「アハハ………そういえば、ナユタ君。恋人は結局どっちにするか、ちゃんと決めたの〜?」
一方エステルは苦笑した後、からかうような表情でナユタに尋ね
「う”………」
尋ねられたナユタは表情を引き攣らせ
「ハア〜………やっぱり!まだ決めていなかったのね!?………まあいいの。帰ったらクレハ様やシグナ達に今回の事を全部
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