第117話
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アだな。彼女がどうかしたか?」
エステルの疑問を聞いたセリカは考え込んだ後尋ね
「そのマウアさんって………何者??」
「メルキアの皇女だが………」
エステルのさらなる疑問に考え込みながら答えた。
「……………………」
「エステルさん、どうなさったのですか?」
そしてセリカの情報を聞き、口をパクパクさせているエステルにエクリアが尋ねた。
「う、うん………えっと………あたしの聞き間違いじゃなかったら、ヴァイスさん、将来王様になったのかも。」
「何?」
「ほう………?一体それはどういう事なんだい?」
エクリアの疑問に答えたエステルの答えを聞いたリウイとオリビエは驚いてエステルに視線を向け
「そのマウアさんって人が”想念”の力で戦艦を呼び出すとき、こう言ったのよね…………『我がメルキアが誇る偉大なる王――――”覇王ヴァイスハイト”』って。」
「なっ………!?」
「……………」
そしてエステルの答えを聞き、リウイは驚いて声を出し、オリビエは目を見開き、絶句していた。
「フフ………エステルさんの言う通り………ヴァイスさんは将来、多くの戦いを潜り抜けて祖国の王になったようです。………先程ヴァイスさん達が門の中へと入った後、ヴァイスさん達の歴史が情報として入ってきました。」
「うむ!余の眼は本物である証拠だな!奴ほどの”器”の持ち主が一将軍で終わる器ではないと思っていたぞ!」
セレストの情報を聞いたリフィアは胸を張って高々と言い
「あ、あのあの…………リセルさんはどうなったのですか?」
ティータは興味深そうな様子でセレストに尋ねた。
「リセルさんは皇帝となったヴァイスさんの宰相として………正妃としてヴァイスさんを一生支え続けた………と情報にあります。」
「正妃!?じゃあリセルさん、ヴァイスさんと結婚したんだ!」
「わあ………!」
そしてセレストの話を聞いたエステルとティータは嬉しそうな表情をし
「ほう……彼女が彼に対する態度や彼を見る目からして、いつかそうなるとは思っていたが………まさか正妃と宰相を同時に努めるとはね。フッ………ボク達も負けていられないな。」
「そうだな。2人を見習って俺達ももっと精進せねばな………」
オリビエとミュラーは静かな笑みを浮かべたが
「………しかし皇帝になったからには側室も当然いると思うのだが、彼は何人側室がいたんだろうね♪」
「……………」
「こ、この男は………」
オリビエはいつもの調子に戻り、ミュラーは顔に青筋を立て、エステルはジト目でオリビエを睨んだ。
「フフ………ヴァイスさんが側室として娶った方達はヴァイスさん達の活躍によってヴァイスさんの祖国―――
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