外伝〜受け継がれていく意志〜
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フィナの言葉に辛そうな表情で頷いた2人は矢を番えたボウガンをルフィナに向けた。
「…………っ……………」
「大丈夫………オレが付いてる………ゆっくり………そう………ゆっくりでいい。」
辛そうな表情をしたリースにケビンは穏やかな目で見つめて助言し
「ふふ………あなたたち2人に女神達の導きがありますように………ケビン………リースのことをよろしくね。」
2人の様子を満足げな微笑みを浮かべて見つめていたルフィナは両手を広げ、優しげな微笑みを浮かべてケビンを見つめた。
「……ああ、任せといてや。今まで………本当に………ありがとう。」
「ね、姉様………わたし………わたし………」
ルフィナの言葉にケビンは静かに頷き、リースは涙を流しながらルフィナを見つめ
「ふふ………リースもケビンのことをよろしくね。2人とも………いつまでも仲良く元気で………幸せにね。」
「ね、姉様………うん………!大丈夫だから………だから………!」
「さよなら………ルフィナ姉さん………」
そしてケビンと共にボウガンの矢を放った!放たれた矢はルフィナの心臓の部分に刺さり、ルフィナは地面に崩れ落ちて膝をついた後宙に浮き、穏やかな微笑みを浮かべて光に包まれ、光は蒼い”聖痕”の形を見せた後、分散して消滅した!
「………あ…………」
消滅していく様子のルフィナを見たリースは呆けた声を出し
「………ううっ………ああっ…………」
涙を流して泣き出した。
「………リース………大丈夫や。いつの日か………俺たちも辿り着けるはずや。姉さんが夢見て……辿り着こうとしてた場所に………多分………姉さんはそこに先に向かっただけのことや………だからきっと………きっとまた………会えるやろ。」
一方ケビンは穏やかな目でリースを見つめて、涙を流して泣いているリースを自分の胸に引き寄せてリースの頭を撫で
「ううううっ………ああああっ…………わぁあああぁぁぁっ!」
リースはケビンの胸で涙を流して大声で泣き続け、そして光が異空間全体を包み込み、ケビンとリースがいる”狭間”は光に包まれた…………
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