外伝〜受け継がれていく意志〜
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を見つめたその時
「―――――君も男だろう!ケツの穴の小さいことを抜かすな!」
ケビンを見つめて大声で普段の口調ではない口調で叫んで、ケビンとリースを驚かせた。
「って、アインだったら一喝してるかもしれないわね。まあ、私はあくまでケビンが好きに決めればいいと思うけど。」
そしてルフィナの説明を聞いたケビンとリースは脱力した後
「ね、姉様ったら………」
リースは苦笑し
「はは………もう………ホンマかなわんわ……………………………」
ケビンは寂しげな笑みを浮かべた後、ボウガンを片手で肩に担いで、もう片方の手をリースに差し出した。
「リース……こっち来いや………2人で………一緒にボウガンを持とう。」
「………うん………」
そしてリースは差し出されたケビンの手を握った後、ケビンと身体を合わせてボウガンを握って、ルフィナに向けた。
「ふふ………私もまだまだだったわね。そんな選択………思いつきもしなかった。」
一方ルフィナは静かな笑みを浮かべて語り
「え………」
「姉様………?」
ルフィナの語りを聞いたケビンとリースは戸惑った表情をした。
「ねえ、ケビン……………さっき、私が立っていた場所まで歩いていくつもりって言ってたわね?」
「あ、ああ………先は長そうやけど………そうさせてもらうつもりや。」
「それはあなたの自由だけど………出来れば、考え直して欲しいかな。私もずっと………迷い、悩みながら歩んできた。…………誰もが幸せになれる世界。それが存在し得ないと知りながら少しでもそれに近づけないかと必死になって足掻く毎日だった………」
「………望むところや。」
「私も………できれば私も姉様と同じ道を歩きたい。」
複雑そうな表情で語るルフィナにケビンとリースは決意の表情でルフィナを見つめ
「ふふ……仕方ないわね………だったら………だったら私のいた場所なんて小さなことを言わないで。私が夢見て、辿り着けなかったそんな場所を目指して欲しい。あなたたちなら………きっとそれが出来ると思うから。」
見つめられたルフィナは苦笑した後、静かな微笑みを浮かべた。
「姉様………」
「はは………メッチャ大変そうなことをさらりと要求するなぁ………でも………わかった。そこまで言うんなら意地でも目指したるわ。」
「……うん、約束。」
「ふふ………あくまであなたたちのペースでね。―――さてと。あまり待たせてしまっては他の人達にも悪いかな。ケビン、リース……そろそろお願いね。」
ケビンとリースの”約束”を聞いたルフィナは微笑んだ後、静かに2人を見つめた。
「………ああ………」
「………うん。」
そしてル
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