第28話
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
る。)
(ええっ?)
(またどうして………)
(なんか事情がありそうだな。)
「―――皆さん。本当にありがとうございました。何とお礼を言ったらいいか………このご恩は決して忘れません………!」
ロイドの答えを聞いたエリィ達が戸惑ったその時、ハロルドはロイド達に振り向き深々と頭を下げてロイド達に感謝の言葉を口にした。
「そんな………!どうか頭をあげてください。」
「その、私達も任務でコリン君を捜しただけですし………」
「いいえ、いいえ!皆さんが見つけてくれなかったらコリンは………この子は……うううっ………本当に………本当に良かった………」
「大丈夫………もう大丈夫だから………」
「ふむ………」
「どうしてそこまで………」
泣き崩れているソフィアと頭を深々と下げたハロルドの態度にランディは考え込み、ティオは戸惑った様子で見つめていた。
「ん………」
その時、コリンが目を覚まし、手で目をこすっていた。
「コリン………」
「あれぇ………?どうしてパパとママがいるのぉ〜?」
「ああ、コリン………!」
「……良かった………本当に………!ダメだぞ………?ママたちに心配をかけたら………」
「???あのね、あのね〜!とってもたのしかったのー!みっしぃのクルマを追いかけて知らないトモダチもいっぱいできて!かくれんぼしてニモツばっかりのクルマにのったらまっくらで〜!おそとに出たらすごくキレイできいろいチョウチョウを見つけて!それで、それでね………あれぇ………?オレンジ色のおねえちゃんは〜?」
「オレンジ色の………」
「おねえちゃん………?」
コリンが呟いた言葉を聞いたハロルドとソフィアは不思議そうな表情で尋ねた。
「うんー!あのね、あのね!とってもつよかったのー!やさしくっていいにおいがして………それでね……ボクやママとおんなじオレンジ色のカミをしてたんだよ〜!?」
「え………」
そしてコリンの説明を聞いたソフィアは信じられない表情をし
「あの……その娘さんというのは!?」
ハロルドは血相を変えてロイド達に尋ねた。
「その………コリン君を捜すのを手伝ってくれた女の子なんです。外国の旅行者みたいで………身元はちょっとわからないんですが。」
「そ、そうだったんですか………」
「………そんな事って………」
「おねえちゃん………また会いたいなぁ………むにゃ………そしたらもういちど………あそんでもらって………」
ロイドの説明を聞いたハロルドとソフィアが驚いている中、コリンは無邪気な笑顔を浮かべた後、再び眠りだした。
「あ……」
「………すーすー………」
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ