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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第八話 アスカとシャーリーのBLW
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☆に押し当て…」
「アホかあぁぁぁぁぁ!」
ずどどん!
再びデコピンが炸裂!再び仰け反るシャーリー!
が、またも踏みとどまる!
「そして一気に…」
「言わせねぇよ!?」
ずどどどどどおぉん!!
どんなやり方をすればそんな音が出るのか?三発目のデコピンでようやくシャーリーが後ろに倒れた。
「もうアンタに敬語なんか使わねぇからな!フィニーノ一士なんて呼んでやんねぇよ!シャーリーだ!」
ゼーゼーと肩で息をするアスカが声を荒げる。
耳が塞がれている為に聞こえてはいないが、アスカが怒っているのは分かるエリオは、どうしていいか分からずにオロオロとしている。
ティアナとスバルはポカンとしているしで、中々のカオス具合だ。
「ふ、フフフ、腐腐腐腐!」
床に伸びた筈のシャーリーが不気味に笑う。
その地の底からの響きにどん引きするアスカ。
「いいわ、アスカ。でもね、これだけは言っておいてあげる」
ゆらりと立ち上がったシャーリー。
その姿は、地獄は徘徊する幽鬼のようだ。
その迫力に気圧されるアスカ。
シャーリーはアスカを見据えると、力の限り叫んだ!
「BLの嫌いな女子はいません!アディオス!!」
ダッとその場から退散するシャーリー!
「「「「………」」」」
残された四人は、ただ呆然としてしまった。
「やれやれ、朝っぱらから18禁(腐向け)な声が聞こえてくると思ったら、あんた達か」
そこに、寝ぼけ眼のキャロの耳を塞ぎながらアルトさん登場。
カオスな現場に舞い降りた救世主だ。
「どうしたの、このドア?」
アルトの問いに、アスカが頭を抱えて答える。
「そこのBL大好き腐女子のせいです」
「どゆこと?」
「だから!腐女子じゃないしBL好きでもない!」
ティアナが割って入ってくる。誤解を解こうと必死だ。
そこに、スバルがティアナの手をチョンチョンと突っついてくる。
「ねえ、ティア。ちょっといい?」
「うっさいわねぇ!いま大事な事を……」
言い掛けたティアナだったが、次のスバルの一言で奈落の底に突き落とされる事になる。
「BLとか腐女子って、なに?」
ピシッ!
金縛りに合うティアナ。アスカの目がスッと細くなる。
「ほほーう。ティアナさんは、あの言葉の意味を理解しているとみえますねぇ」
「んな、な、な、なに、ななに、なにをい、い、言って……」
これでもかと言うくらい動揺しまくるティアナ。
側で笑いを堪えているアルトにも気づかない位に動揺している。
無自覚にティアナにとどめを刺したスバルは、容態急変したティアナをみてアワアワ慌ててる
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