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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第八話 アスカとシャーリーのBLW
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困った、とエリオが眉を寄せる。こういう仕草って、腐っている人にはクルのだろうか?とちょっと考えてしまった。
「後でキャロにヒーリングを掛けてもらおう。でも、歩けるようにはしておくか」
オレはそう言ってエリオを見た。
「まあ、オレがいい事してやっから、リラックスしてな」
ティアナside
「ふぁ〜あ」
隣を歩くスバルが大きなアクビをしてンーと伸びをする。
アタシも、まだ完全に起きているとは言い難い状態だ。
アタシ達は何とか目が覚めて、アスカの部屋に向かっている。
「身体は大丈夫?筋肉痛とかない?」
コキコキと首を鳴らしているスバルに聞いてみる。
大丈夫だとは思うけど、心配を掛けないようにって無理する子だから、ちゃんと見ていてあげないといけない。
「とりあえずは、かな?多分、エリオの方が大変な事になっていると思うよ」
「そうね、後でキャロを起こしに行った時にヒーリングを掛けてもらった方がいいかもね」
そんな話をしながら、アタシ達はアスカの部屋の前まできた。
余談だけど、機動六課は女子率が異常に高い。
寮も、女子側は空き部屋が無い状態であるのに対し、男子側はスカスカな状態だ。
だからと言って、無人ではないんだけどね。
男子側に入っているせいか、何となく新鮮な感覚を覚えてしまった。
「あれ?」
ドアの向こうから、何か話し声が聞こえてきた。スバルもそれに気づく。
「何だ、起きてるんじゃない」
起こす手間が省けたわ。アタシはノックをしようと手を上げた。
「ティア、ちょっと待った」
スバルはアタシを止めると、ドアに耳を押しつけた。何やってんのよ?
「やめなさいよ。盗み聞きなんてみっともない」
まったく、やる事が子供なんだから。よっぽどエリオやキャロの方が大人よ……まあ、あの子達は、もうちょっと子供してた方がいいけど。
「えー。でも気になるじゃん!男の子同士の会話ってどんなんだか」
ニヘラ、って笑ってスバルが聞き耳をたてる。
……まあ、アタシもスバルも彼氏なんて出来た事ないから、気になるって言えば…って違う!
危なくスバルのペースに乗せられる所だった。
プライバシーの侵害なんて、未来の執務官がしていい事じゃない。
スバルを止めようとしたら…
「?」
スバルの反応がおかしかった。
何か眉を寄せていたかと思ったら、急にボッと顔を赤らめたのだ。
「??」
思わずアタシもドアに耳を押し当てた。
…べ、別に盗み聞きしようと思った訳じゃないからね!スバルがおかしな反応したから、確かめるだけなんだから!
と自分に言い訳しながら聞き耳をた
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