第112話
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回していた。すると城に付いてある時計が動き、一定の場所に止まると鐘がなり、巨大な扉が音を立てて開き、アルセイユは扉の奥へと進み、アルセイユを停泊させ、ケビン達は城内に降り立った。
〜???〜
「それにしても広い入口だったね………」
「まさか船まで停泊できるなんて思ってもいなかったの………」
城内に降り立ったナユタとノイは驚きの表情で周囲を見回し
「ここが………”城”の玄関みたいだね。」
「な、なんかやたらと入口があるんですけど………」
「…………全て合わせて7つありますね………」
ヨシュアは周囲を警戒し、エステルは入口の数が多い事に気づき、エレナは入口の数を数えて呟いた。
「この造り………アルテリアにある大聖堂の意匠と似ていますね。」
「…………………………」
一方景色を見回したリースは真剣な表情で呟き、ケビンは考え込んだ。
「……ケビン………?」
ケビンの様子に気づいたリースが不思議そうな表情をしたその時
「ルフィナ姉さん………いや――――”影の王”!中にいるんはもうわかってる!オレはもう………逃げも隠れもせぇへん!いい加減、このあたりでケリつけようやないか!」
ケビンは一歩前に出て大声で叫んだ!すると!
フフ……よくぞ来た………わが”幻影城”へようこそ…………もはや多くを語る必要もあるまい………いざ、最後の遊戯を始めるとしようか。
”影の王”の声が広間全体に響き渡ると同時に鐘の音が聞こえ始め、閉まっていた入口全てが音を立てて開いた!
”贖い人”とその共らは上にそびし大門へ………それ以外は均しく6つの門へ………それぞれ終点には趣向をこらした贄応を用意させてもらっている。フフ、それでは互いに大いに愉しむとしようではないか。
「…………………………」
「姉様……………」
”影の王”の声がなくなった後、ケビンは真剣な表情で考え込み、リースは不安そうな表情をし
「最後まで”ルール”に拘るつもりのようですね。おそらく、その通りにしないと”影の王”の元には決して辿り着けないでしょう。………ですがある意味彼女自身も”ルール”によって成立しているとも言える存在。おそらく罠のたぐいは仕掛けられていないと思います。」
セレストは静かな様子を纏って説明した後、口元に笑みを浮かべて助言をした。
「………あくまで正々堂々とあたしたちを叩き潰すつもりね。」
「うん………そうみたいだ。」
セレストの助言を聞いたエステルは口元に笑みを浮かべて呟き、ヨシュアは静かに頷き
「うふふ………なかなか素敵な招待ね。なんだかレン、ワクワクしてきちゃった♪」
「あはは………ちょ
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