第111話
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
……せめてもの無事を女神達に祈るとしましょう。」
「イーリュンよ………どうか彼をお守りください………」
「アーライナよ………彼に御力を………」
「戦の神マーズテリアよ………彼の者にご加護を………」
ケビン、リースは頷き、ティナ、ペテレーネ、シルフィアはその場で祈った。
「………そうだな。―――機関、再び全速!このまま目的地まで一気に駆け抜けるぞ!」
「イエス、マム!」
そしてアルセイユは再び加速し、ドラギオンとギルバートから離れて行った。
「フッ………これぞヒーローの醍醐味………ああっ!僕ってばなんて恰好イイッ!」
去って行くアルセイユを背にギルバートは不敵な笑みを浮かべた後、自己陶酔に陥っていたがある事に気づいて表情を変えた。
「!へっ………?」
驚いたギルバートがドラギオンを見つめ続けると、なんとドラギオンの後方から新手のドラギオンが2体近づいて来た!
「ちょ、ちょっと待った!それは幾らなんでも反則だろ!?待ってアルセイユ!ゴメンやっぱり今のナシ!」
増援のドラギオン達を見たギルバートは慌ててアルセイユに通信したが
「って、もう通信範囲外かよ!」
既にアルセイユは通信範囲外まで離れており、助けを呼べなかった。そしてドラギオン達は攻撃の構えで一斉にギルバートが乗るG-アパッシュに向かい
「うわあああん!助けて女神さまぁあっ!!」
ギルバートは情けない声で泣きながらドラギオン達に背を向け、G-アパッシュを操作して必死にドラギオン達から逃げて行った………………
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ