第111話
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子で溜息を吐き、セラウィは微笑み
「うふふ………なかなか楽しかったわ。”グロリアス”や”モルテニア”ではこれほどの速さは出せないし。」
「アルセイユと違って、あの2艦は戦闘用に造られてあるから、それは仕方ないわよ……」
レンは口元に笑みを浮かべて呟き、レンの言葉を聞いたプリネは苦笑した。
「しかしこの広大さ………”影の国”というものがこれほどの場所だったとはな。」
「ふむ、これが”輝く環”のサブシステムに過ぎないとは………本当に”環”が破壊されたのか、今でも信じられないくらいだね。」
「ええ………そいつには同感ですわな。破壊されたにしても、スケールがでかすぎる………………(やっぱり、あの時奴が回収できなかったものは………)」
一方ジンとオリビエは考え込み、2人の言葉に頷いたケビンは”リベル=アーク”でワイスマンを滅した時に出会い、去り際に放ったカンパネルラの意味ありげな言葉を思い出し
「ケビンさん、どうかした?」
ケビンの様子に気づいたエステルは首を傾げて尋ねたが
「いや………大したことやあらへん。今回の事件には直接関係なさそうやしな。」
「?」
「……………」
ケビンの曖昧な答えにさらに首を傾げ、リウイは静かな表情で黙ってケビンを見つめた。するとその時、再びティオの前にある装置が赤く光った。
「なっ、一体これは…………後方200セルジュに小型の飛行物体を感知!」
「なんだと!?」
「こ、こんな場所に他の飛行艇が………!?」
驚きの表情のティオの報告を聞いたユリアとクローゼが信じられない表情をしたその時
「………いえ。どうやら”星層”からの追撃者のようですね。」
真剣な表情のセレストが警告し
「追撃者………!?」
「何者だ……!?」
警告を聞いたケビンとセリカは驚いた。
「モニター展開!後部カメラで飛行物体を捉えてくれ!」
「………了解しました!」
セレストの警告を聞いたユリアの指示に頷いたヨシュアは装置を操作し、モニターを出して、後方から迫ってくる飛行物体の正体を見れるようにした。するとアルセイユの後方からはなんと白銀のドラギオンが迫り、徐々にアルセイユに近づいて来ていた!
「あ、あれは………!」
「”黒騎士”と共に出て来た機械人形………!」
「白銀のドラギオン………!」
「………見た事のない色だな………」
後方から迫って来るドラギオンを見たエステル、アドル、ヨシュアは驚き、レーヴェは真剣な表情でモニターを睨んでいた。
「………まずいです。アルセイユ以上の速度です。このままだと補足されます。」
「………取り付かれたら厄介だな。あの機体には一度、アル
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