第111話
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えた。
「やれやれ………」
「うふふ………ほんと、面白いお兄さんね。」
(………”結社”もよくこのような奴を未だに所属させているな………)
ギルバートの様子を見たエステルは呆れ、レンは口元に笑みを浮かべ、レーヴェは呆れた様子でギルバートに視線を向けた。
「………さて。それでは始めましょうか。」
そしてセレストは全員を見回して静かに言い、片手を前にかざした。すると全員から淡い光を放った!
「おお………」
「こ、これは………」
「まあ………」
「ほう………」
その様子を見たケビンとリース、イリーナは驚き、リウイは興味深そうな様子で声を出した。するとアルセイユ全体が光を放ち、そして動き出した!
「――――起動完了。”アルセイユ”………いつでも発進可能です。」
導力機構を操作し、状態を確かめたユリアは静かな笑みを浮かべて言い
「ピュイ!」
「やったぁ………!」
「わーい!みんなの気持ちが一つになった証拠だね!」
「フフ、そうだね………」
ジーク、ティータ、ミントははしゃぎ、ツーヤは微笑み
「ふう………さすがに緊張したね。」
「これで準備は整ったか………」
ヨシュアは安堵の溜息を吐き、リシャールは静かに頷いた。そしてユリア達の様子を見たクローゼはケビンに視線を向け、尋ね
「ケビンさん………どうしますか?」
「ええ………出発するとしましょう。”星層”の外側―――”影の王”が待ち受ける不毛なる荒野の彼方へ。」
「承知しました。……ユリアさん、よろしくお願いします。」
ケビンの答えを聞き、ユリアに身体を向けて真剣な表情で指示をし
「了解です。………王室親衛隊所属、巡洋艦”アルセイユ”―――これより最大戦速をもって”星層”を離脱する。機関始動、発進せよ。」
指示をされたユリアはそれぞれの導力機構の近くに座っているクルー達に指示をし
「イエス、マム!」
クルー達はそれぞれ力強く頷いた。そしてアルセイユは飛び始め、すざましい速さで”星層”の中を駆け始めた!しばらく星層を飛んでいると景色がさまざまな幻想的な景色に変わった。
「す、凄い………!」
「これが”星層”の真の姿か………」
幻想的な景色にアネラスやミュラーは驚き
「綺麗……」
「フッ………まるで万華鏡だね。」
サティアやオリビエは微笑みながら景色を見つめた。
「時速3000、3100、3200………え………ちょっと、待って下さい。3500………3800………4300………時速5000セルジュに到達しました!」
一方アルセイユの速さを報告していたティオは速度の数値を見て
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