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会いたかった
2部分:第二章
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「お見舞い自体はいいんですね」
「そんなことを止めても仕方がないだろう」
 先生もそこはわかってくれていた。
「大体止めても来るだろう、寮のところに」
「まあそれは」
「中に入らなければいいんだ」
 あくまで中に、だった。
「そういうことだ。安心して行けばいい」
「すいません、それじゃあ」
「謝るもないしな」
「あっ、そうなんですか」
「間違ってもいないからな」 
 だからだと言ってくれた。確かに校則でも不純異性交遊は禁止されているけれど健全な異性交遊は何も制約されていない。同姓交遊に至っては不純でも制約がない。
「だから行くといい。それじゃあな」
「じゃあ今から」
 こうしたやり取りを校門でしてからミスタードーナツに向かう。駅のところまで学校から少し行ったら一キロはある商店街を突っ切った。
 それでやっと商店街の出口にあるミスタードーナツに入った。そこに入ると。

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