第26話
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っちゃらね♪」
ルークの言葉に続くようにレンは小悪魔な笑みを浮かべて呟いた。レンがルーク達と合流して遺跡へと向かっている一方、ロイドはユウナを追って支援課のビルに戻った。
〜特務支援課〜
「あ………」
「……………………」
支援課のビルに戻ったロイドは素早い指捌きで端末を操作しているユウナに近づいた。
「………ひょっとして導力ネットワークから車両の情報を探しているのか?」
「ええ、そうよ。今から1時間以内に港湾区の南東に停車していた可能性のある車両について………クロスベルの全ネット端末にアクセスをかけて検索しているの。IBCのメイン端末とソバカス君のデータベースも利用させてもらおうかしら。」
「…………やっぱり”仔猫”は君だったのか。となると君が出入りしている工房―――”ローゼンベルク工房”も結社が関係している施設なのか……?」
ユウナがハッキングしている事やユウナの口からヨナの話も出た事でユウナが”仔猫”である事に気づいたロイドは真剣な表情でユウナに訊ねた。
「うふふ……おじいさんはユウナの協力者というだけよ。”パパとママ(パテル=マテル)”を直してくれる、ユウナの味方の一人……”博士”はちょっと信用できないから内緒で頼らせてもらっているの。」
「は、博士……?それに”パパとママ”ってまさか……!」
「ふふっ、”影の国”でユウナの事を知ったロイドお兄さんなら大体の見当はついたでしょう?―――心配しなくてもユウナはクロスベルでは何もするつもりはないわ。だって、このクロスベルにおいてユウナはただの観察者にすぎないもの。”仔猫”という名前の、ね。」
「………………」
「うふふ、昨日の追いかけっこはスリルがあってドキドキしちゃった。ソバカス君も結構やるけどあのお姉さんも相当みたいね?ふふっ、ちょっと面白い裏技を使われた気もするけど。」
「そこまでわかるのか………」
ユウナの話にロイドが驚いているとエリィ達が戻って来て二人に近づいた。
「ただいま、ロイド。言われた通り戻ってきたけど………あら………?」
「ユウナさん………?」
「たしか………人形工房で出会った娘だったか?」
「ああ………ちょっと事情があってさ。」
「―――見つけた。”ライムス運送会社”の運搬車が30分前に駐車しているみたいね。次の運搬先はベルガード門………運搬車の通信番号は………うん、これでいいみたいね。」
ユウナの存在に不思議そうな表情で首を傾げているエリィ達にロイドが答えたその時、端末を操作したユウナは目的の情報を見つけてメモに番号をかいて、ロイドに渡した。
「この通信番号に連絡を入れてみて。
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