240
[8]前話 [2]次話
逢いたきと
想い叶わぬ
この身ほど
生くる虚しさ
いかに語らむ
会いたい…彼に会いたい…。
それは私の我が儘な想い…。
それでも恋しく…彼に会いたいと望んで止まない…。
こんな虚しく生きるだけの私の人生を…どう語ったら良いのだろうか…。
いや…きっと、語るに値しないだろう…。
それが…私の人生であり、道なのだ…。
静かなる
暁もなお
侘しけり
想いは涙と
なりにけるかな
夜明け前の、しんと静まりかえった世界…そんな時間は心寂しいもの…。
ただでさえ彼に会えない私にとっては…本当に居た堪れない…。
静けさは心を揺さぶり…彼のことばかりを思い出させる…。
なぜ…私は彼を愛したのか…。
なぜ…私は男なのか…。
なぜ…私は私なのだろうか…。
答えのない問いは…いつしか涙に変わっていた…。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ