第2話 魅了
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。
フレイヤ「……。」
能力は極めて普通ね。だとすれば考えられるのはスキルね……
今度はスキルへと目を通して行く。
フレイヤ「……、??」
【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】??
まさかこんなレアスキルを持ってたなんて!あのイシュタルが言うのも頷けるわね。
しかも副作用で魅了が効かないなんて!成る程、これが魅了されない理由ね。
フレイヤ「けれどどうしようかしら?こんな厄介なスキルがあるんじゃ彼はいつになってもわたしのモノにならないわね。」
でも無理に無くそうものなら身体が耐えられなくなるだろうし、困ったわね……
とはいえ、このまま考えいても仕方ないし、今日は寝ますか……
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翌朝からあの厄介な【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】への対策を考えるけど、幾らなんでもそう上手くいくような手立てなんかある筈が無い。
フレイヤ「困ったわね……何か良い方法は無いかしら?」
当然そんな方法なんてある筈も無い。美の女神と周りから言われようとも、弱点の一つや二つあって当たり前。
今がまさにそうよ……
フレイヤ「ん〜……オッタルに聞いてもどうにもならないだろうし……」
誰かに相談しようとは思うけど、そんな相談してそれの解決方法を知ってる者は例えわたし達神であっても存在する筈が無い。はあ……頭が痛いわ……気晴らしに古文書でも読もうっと……
フレイヤ「……。」
せめて……あのスキルの内容を書き換えられる魔法とかアイテムとか無いかしら?
そんな魔法があったら凄い有難いけど、当然ある筈もないし。
フレイヤ「……。」
≪ペラッ≫
フレイヤ「?」
《アカシックレコード》?
"対象にかけることにより、対象の想念・感情・スキル内容等を好きに書き換えられる。但し、この魔法は対象が油断してる場合でしか発動出来ず、尚且つ一人一回しか効力がない。"
フフフ……丁度良い魔法を見つけたわ。一回しか効かないみたいだけど、それだけあれば充分だわ。これがあればあの目障りなスキルに邪魔されることなくベルを心置きなく魅了出来るし、永遠にわたしのモノに出来る。
さあベル、覚悟してなさい。今度あなたはわたしのモノになるのよ……
フレイヤ「ベルはまだ寝てるようだから、今が使い時ね」
ベルはまだ薬の効力で起きないし、今が絶好のチャンスね。
ベッドで寝かせてるベルに目をやってみると、本人は昨日の薬のおかげでまだ起きないから、この絶好のチャンスを逃すまいと早速行動に移る。
≪ギシッ≫
ベッドの上で無抵抗なベルが万が一暴れないようにと背中に乗って動けないようにして……
フレイヤ「……。」
魔法の内容を改めて確認してから……
フレイ
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