終章〜いつか、辿り着く場所〜 第110話
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にできるわね♪」
「やめろ、お前達…………」
オリビエの言葉を聞いたミュラーは顔に青筋を立て、レーヴェは不敵な笑みを浮かべ、レーヴェの言葉を聞いたプリネは冷や汗をかいて苦笑し、ヴァイスは口元に笑みを浮かべ、リセルは苦笑しながらヴァイスを見つめ、カーリアンとファーミシルスは不敵な笑みを浮かべ、リウイは呆れた表情で2人を見つめた。
「……ハハ………降参や。………あらためて…………今度は本当の意味であらためてよろしくお願いするわ。」
一方顔を俯かせていたケビンは苦笑した後、仲間達を見回して言い
「うん………!」
「こちらこそ……よろしくお願いします。」
エステルとヨシュアが仲間達を代表して頷いた。
「いずれにしても………オレらがすべきことはもう、はっきりしている。”影の王”………ルフィナ・アルジェントを止める必要があるってことや。」
「………うん……………」
「当然………そうなるだろうな。」
そしてケビンの言葉にリースは辛そうな表情で頷き、ユリアは重々しい様子を纏わせて頷いた。
「でもケビンさん。私達が落とされた”煉獄”に彼女はいませんでしたよね?」
「リタちゃんによってこちらに飛ばされた後、すぐに皆さんと一緒に向かったのですが既にいませんでしたし……」
「………そうですな…………」
「少なくとも………あの場所に姉様の気配はぜんぜん感じられなかった。もし居たとしたら………絶対に姿を現したと思う。」
「………そやな。しかし、そうなると姉さんは一体どこに行って………」
リタとクローゼの質問とリースの推測を聞いたケビンが考え込んだその時
――――その疑問になら私が答えられると思います。
聞き覚えのある声が全員に聞こえた後、セレストが姿を現した。
「始祖様………」
「セレストさん………さっきはホンマ、ありがとうございました。」
「………あのままでは私達も無事ではいられなかったと思います。本当に………ありがとうございました。」
「ふふ、いいのです。”影の王”に囚われていた以上私もあなた方と同じ立場………仲間の一人としてそのくらいはさせてください。」
ケビンとリースの言葉にセレストは微笑みながら答えた。
「はは……おおきに。それはそれとして………疑問に答えられるっていうのは?」
「ええ………”影の王”の居場所をやっと掴むことができました。」
「へ………」
「ほ、本当に………!?」
セレストの話を聞いたケビンとリースは仲間達と共に驚き
「もしかして………今までそれを調べていらっしゃったんですか?」
クローゼは驚きながら尋ねた。
「ええ………”第九星層”を調べる
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