終章〜いつか、辿り着く場所〜 第110話
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……なんでそんな………」
ケビンは苦笑した後、辛そうな表情で呟き、顔を俯かせた。
「ケビン………」
「ケビンさん……」
ケビンの様子を見たリースは優しい微笑みを浮かべ、ヨシュアは口元に笑みを浮かべながら見つめ
「あはは………人間、諦めが肝心って言うし。あたしたちに関わったのがケビンさんの運の尽きってやつね。」
(フフ………私もその内の一人という事ですね……)
エステルは苦笑した後、口元に笑みを浮かべて言い、エステルの棒の中にいるフェミリンスは微笑んでエステルを見つめた。
「ふふん、ボク達って言うより主にアンタじゃないの?強引だし、おせっかいだし、人外だし、逃げても喰らいついて来そうだし。」
「あ、あんですって〜!?………ってか誰が人外よ!?あたしはれっきとした人間よ!」
そしてジョゼットの言葉を聞いたエステルはジョゼットを睨み
「翼を生やす上、魔神どころか神と契約するなんて絶対人間とは思えないんだけど。」
(フフ、確かに言えてるわね。)
(これほどの数の種族と契約した人はエステルが初めてでしょうね………)
(フッ………逆に言えばエステルだからこそこれほどの種族と契約できたという訳だがな………)
(そうですね……)
(クー♪)
「アハハ……」
「……はは。」
「ま、確かにそれは言えてるかもしれないわね。」
エヴリーヌは突っ込み、エステルの身体の中で聞いていたパズモ達は微笑み、プリネ、ヨシュア、シェラザードは苦笑し
「えとえと………その、それだけお姉ちゃんが凄いってことだと思うし………」
「うんうん。私達、まとめてエステルちゃんの影響を受けちゃってるんだろうね。」
「さすがはママだね!」
ティータ、アネラス、ミントはそれぞれ微笑みながらエステルを見つめた。
「も、もう………」
仲間達の言葉を聞いたエステルは呆れた表情で溜息を吐いた。
「ま、でも確かに揃いも揃ってアホなんだろ。これだけ状況が厳しいのに切羽詰まった感じがしねぇからな。」
そしてアガットが仲間達の言葉を続けるように答え
「フッ、これだけのメンツがここに集まっているのだからね。今ならエレボニアを国家転覆することだって出来そうな気がするよ。」
「また貴様は微妙な発言を………」
「フッ……皇子がお望みならやってやろうか?」
「もう、レーヴェったら………」
「フッ………センタクス奪還の前哨戦として参加するのもいいかもしれないな………」
「ヴァ、ヴァイス様………」
「フフ………”出来そう”ではなく”出来る”の間違いよ。」
「そうね♪私達に加えて神自身や”神殺し”がいるんだからそんな事、簡単
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