第五話 仮面舞踏会だよミューゼル退治 その@
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ともせ、かんぬきを外せ、扉を開けよう」
「…不幸な死者のために瞑目し、真実を白日のもとへ」
騎士会館の蔵書は紳士録と人物伝が大半を占める。
立派な装丁の本が並ぶ中をブルーノと二人『少年探偵ライヘンバッハ』の名セリフを呪文のように唱えながら、大帝の騎士をはじめ格式の高い帝国騎士諸家の歴史や人物伝の並ぶ棚に向かう俺に、罪悪感はかけらもなかった。
『真実は厳然として一つ!』
ライヘンバッハの決めゼリフを落胆という結果を見越して唱和したその瞬間にも、落胆の演技から激怒の演技へと仮面をかぶり替えるその瞬間にも。
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