7部分:第七章
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第七章
19.白い羽根の降る街で
雨すら降らない筈だったのに
今静かに白い羽根が降っているよ
何処までも白くて清らかな羽根が僕の手の中に
静かに美しく降り注いでいるよ
白い羽根を手にして静かに想うよ
この羽根を降らせてくれた奇跡のことを
白い羽根が舞い降りて 街を清らかにしていく
人の心は簡単には清らかにはなれないけれど
それでも奇跡が起こって人の心が清らかになれば
それは凄く美しいことだと思うよ
白い羽根が降り注ぐ街 白く清められていくよ
その中で僕は一人祈るよ 全てが清らかになるように
白い羽根が雨のかわりになって
汚れていた街を清めていくよ
何処までも白くて清らかな街が僕の目にはいるよ
少しずつだけれど奇麗になっていくよ
奇麗にしていく羽根を見て思うんだ
これが奇跡というものなんだって
汚れていた街の全てが清められていく
そうして人の心も何もかもも清められていって
そうしたら平和で美しい世の中になれるのかな
そうだとしたらどれだけいいか
白い羽根が人も作られれば 誰もがそれを心に持てば
何もかもが美しくなって 争いもいざかいもなくなるのかな
白い羽根が降り注ぐ街 白く清められていくよ
その中で僕は一人祈るよ 全てが清らかになるように
20.青い空
何処までも続いている青い空
いつも見ているものだけれど
それがかけがえもなく大事なものなんだって思う
ただ広がっているだけじゃないから
それがあるから僕達は青を知ることができるから
青い空はそれだけで奇麗だ
サファイアをそのまま広げたみたいな奇麗な輝きがあるから
その空を見上げて寝そべる それがとても気持ちいい
たったそれだけのことだけれど 何時でもできることだけれど
それができるいつもがいいんだ
奇麗なものは何処にでもあるかも知れないけれど それを見られるのは幸せだから
青い空が果てしなく広がって
それを見上げる毎日
たったそれだけのことが凄い幸せなんだって
そう思いながら見上げるんだ
僕達が見ている青い空はただそこにあるだけで
僕達の心を豊かにしてくれる
青の美しさが心の中に何処までも果てしなく広がっていくから
その空を見て過ごす毎日 それが幸せなんだね
ささやかな幸せだけれど 本当に何時でもできるけれど
それだからこそ有り難いんだ
奇麗な空は何時でも僕達の上にいてくれるんだ それ
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