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一方その頃サトシ達は、張り込みの為
シルフの駐車場の後ろにあるカラオケ店に
来ていた。
カラオケルーム
(ヤマブキシティ)にて
ヒロシ:「とりあえず、窓がついてる
カラオケルームで良かった」
サトシ:「張り込みって、カラオケでか?」
ヒロシ:「この部屋の窓からだと、
シルフの駐車場を見渡せる。
自家用車はもちろん会社の車も
置いてあるから、四天王はもちろん
他の関係者の顔も確認出来る。」
ヒカリ:「でも、顔を確認してどうするの?」
ヒロシ:「今日の張り込みの目的は
四天王の確認と、四天王が乗っている
車をマークする事。ただでさえ
情報が少ないシルフだから、
普通の張り込みより地道に
やっていくしかないんだ」
ヒカリ:「へぇーっ。それで、
車を確認したらどうするの?」
ヒロシ:「隙を見て、小型の発信機と
盗聴器を車に取り付ける。
そして、会話からシルフの様子を聞き出し、
どんな行動をしているのか把握する。」
サトシ:「なるほどっ。って事は、
今日1日で終わらないって事だよな?」
ヒロシ:「うん、、期間は無期、
張り込みが3日で終わるか1カ月かかるかは
誰にもわからないけど、
もし何か情報を掴む事が出来たら
その情報に合わせて俺たちの行動も
変えていくから」
ゴソゴソ(ヒロシのリュック)
ヒロシはリュックから双眼鏡と
カラオケルームの窓
と同じくらいの大きさ(50センチ)の
鏡のようなものを取り出した。
ヒカリ:「なぁに?その黒メッキの
鏡みたいなの、、」
ヒロシ:「マジックミラーだよ」
サトシ:「マジックミラー?
それポケモンの技だろ?」
ヒロシ:「、、、この鏡は、向こうからは
鏡に見えて、こっちからは透けて見えるのさ」
サトシ:「へぇーー!
人間にも作れるのか!!」
ヒカリ:「 それ、どうやって使うの?
まさか、今ついてる窓を取り外して、
新しく取り付けするの?」
ヒロシ:「そんな大胆な事はしないよっ。
ここのカラオケ店は
窓がついていて、内側のカーテンで
中を見えなくしている
仕組みになってるだろ?
これを窓の内側に設置する事で
俺達からは向こうが見えて、
向こうからは黒いカーテンで部屋を
覆っている普通の部屋に見えるわけさ」
サトシ
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