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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第107話
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「我は”聖霊”!世を彷徨いし哀れなる魂を導く者!これで………終わりです!!」

リタは高々と叫んだ後、神槍ドラブナに憑依し

「聖技!」

突進して来るロストルムに向かって自分も突進した!するとロストルムの腹に風穴が空き

「グランドクロス!!」

ロストルムの背後に止まった神槍から現れたリタが叫ぶと聖気と闘気による十字架がロストルムに刻まれた!

「―――――――――――!?」

神槍ドラブナに込められる、”浄化”や”聖”の力を解き放つリタの光の究極のSクラフト―――聖技・グランドクロスを受けたロストルムは断末魔を上げながら消滅した!



「くっ………ひざまずけっ!!」

ケビン達の攻撃によって受けた傷に呻いていたワイスマンは自分に向かって来たケビンに気づき、杖から雷を放つクラフト―――裁きの雷を放った!

「喰らうか!……そらっ!!」

しかしケビンは雷が自分を襲う瞬間、側面に跳んで回避し、ボウガンから矢を放った!

「!!」

自分に襲い掛かる矢を見たワイスマンは転移して回避したが

「ハァァァァァァ…………滅!!」

「おのれ!?」

転移して現れた瞬間襲い掛かって来たケビンのクラフト―――デスパニッシャーを受けて表情を歪め

「ふんっ!!」

反撃に杖から雷をケビンに放った!

「無駄や!」

しかしケビンは再び回避をし

「出でよ!聖槍!!」

光の魔術によって発生した槍を放った!

「はぁっ!!」

自分を襲う聖槍に気づいたワイスマンは杖から再び雷を放って撃ち落した!

「おのれ……!滅びるがいい……!!」

そして表情を歪めたワイスマンはオーブメントを再び駆動させ始めたが

「無駄です!!」

「何!?」

アスタルテとの戦闘を終了し、加勢に来たリースが放ったクラフト―――アークフェンサーによってオーブメントの駆動が解除された!

「私達の方は終わらせました。後はその人だけです。」

「そうか。リタちゃん、”第四星層”の時のようにまた力を借りてもええか?」

「ええ、いいですよ。」

ケビンの提案にリタは可愛らしく頷いた後、神槍に憑依し、ケビンは詠唱を開始した!

「小癪なっ!!」

その様子を見たワイスマンは妨害しようとしたが

「させません!行け………ホーリースパロー!!」

「おのれ!?」

リースがワイスマンの行動を妨害し、詠唱の時間を稼いだ!

「昏き闇の深淵にてなお朽ちざる希望の祈りよ、天へと登り黎明の光となりて無明の闇を遍く照らせ…………」

ケビンが詠唱をすると、ケビンの背後に無数の”ウルの聖槍”が現れ、ケビンのボウガンにも装着されていた”ウルの聖槍”
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