第105話
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んね。じゃあ、私はしばらくの間、どこかに行った方がいいですよね?さすがに私が見ている前ですとやり辛い上、”初めて”は2人きりの方がいいでしょうし………」
リースの答えを聞いたリタは微笑んだ後、魔槍に乗ってどこかに向かおうとしたが
「………待ってください。」
「?」
顔を真っ赤にしたリースがリタを呼び止めた。
「その………私の場合、”そういう事”に関しての”知識”は疎いので経験のあるリタさんに教えてほしいのです………」
「え”。」
呼び止められた理由を聞いたリタは一瞬固まり
「……………本気ですか?………私が見ている前で”性魔術”をするなんて…………」
そして我に返って表情を引き攣らせた後、困った表情でリースとケビンを見比べて言った。
「………間違ったやり方をする訳にもいきませんし、第一この状況だといつ亡者達が襲って来るかもわかりませんので………警戒の意味も込めてお願いします…………」
リタの言葉にリースは顔を真っ赤にして答え
「……………ハア…………わかりました………(うう〜………こんな事になるんだったら、教えなきゃよかった………)」
リースの言葉にリタは心の中で後悔しながら疲れた表情で溜息を吐いた。
(いつか絶対に責任をとってもらうからね………このヘタレ………アホ……大バカ……………)
そしてリースは真っ赤になった顔で意識を失っているケビンを睨み、その後リタに教えられながらケビンに”性魔術”をした。
「………………ん……………?」
数時間後、ケビンは目を覚まし
「あ、起きたようですね?大丈夫ですか?」
目を覚ましたケビンに気づいたリタが話しかけた。
「あ、ああ………手間をかけさせてすまんかったな。オレ、どれぐらい寝てた………?」
話しかけられたケビンは起き上がって答え、リタに尋ねたその時
「………3時間。」
ケビンに背を向けて立っているリースが呟いた。
「へ!?オレ、”聖痕”の力を使いすぎたせいでぶっ倒れたはずやのにたったそんだけで回復したん!?」
「…………………」
「はい。リースさんのお蔭でたったそれだけの時間で回復できたんです。」
リースの答えを聞いたケビンは驚き、リースは何も答えずただケビンに背を向けた状態で黙り込み、リタは頷いて苦笑しながらリースに視線を向けて答えた。
「リースが?一体どんな手段で……」
そしてリタの話を聞いたケビンは驚きの表情でリースに視線を向け
「………1年。」
「へ?」
視線を向けられたリースがケビンに背を向けたまま呟いた言葉を聞き、首を傾げ
「元の世界に戻ったら1年間、私の食費を全てケビンが払う事。それでケビンを回復し
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