第103話
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「リース!?」
リースの行動にケビンは驚き
「うふふ、どうしたのリース?姉さんに向かってそんなおいたをするなんて………」
転位したルフィナは宙に浮いた状態で現れ、妖しげな笑みを浮かべてリースを見つめた。
「黙りなさい……!あなたが姉様のはずない……!姉様がケビンにこんなことをするはずがない!」
「リ、リース………」
そしてリースは怒りの表情でルフィナを睨んで叫び、リースの言葉を聞いたケビンは真剣な表情でリースを見つめていた。
「ケビン、思い出して!ケビンは私に………姉様が哀しむようなことは絶対にしないって誓った!本当にそんな事をして…………自分一人が犠牲になって姉様が喜ぶとでも思ってるの!?」
「!!」
「ふふ………どうかしら?確かに『私』は本物のルフィナではないけれど、限りなく近い存在ではある………ケビンが”罰”を望むのなら叶えたくなるのではないかしら?」
「そんなこと、ない!本物の姉様なら、そんな風にケビンを甘やかしたりしないもの!」
「な………」
「………………………………」「
リースの叫びを聞いたケビンは驚き、ルフィナは黙ってリースを見つめ続けていた。
「思い出して、ケビン!初めて会ったときのことを!絶望して………自分から消えようとしていたケビンを姉様は決して許さなかった……!問答無用でチョコレートを食べさせてこちら側に連れ戻した……!」
「……あ…………………」
リースの言葉を聞いたケビンはかつてルフィナに口移しで無理やりチョコレートを食べさせられた事を思い出した。
「………………………………オレは…………」
「ふふ……驚いたわ。まさかあなたがそんな物言いができるくらい成長していたなんてね…………」
どこか迷っている風に見えるケビンを見たルフィナは口元に笑みを浮かべてリースを見つめ
「だから黙りなさい……!これ以上……姉様を侮辱するのは許さない!」
ルフィナに見つめられたリースは怒りの表情で睨んだ。
「フフ、いいでしょう………そういう事なら……ケビンの代わりにあなたを招待してあげることにするわ。」
「え………」
ルフィナの言葉にリースが呆けたその時、ルフィナは詠唱をした。するとリースの周囲に裂け目が現れ、さらに裂け目はリースを吸い込もうとし、リースは地面に跪いた!
「な……!」
それを見たケビンが驚いたその時
「ふふ……そこで黙って見ていなさい。」
「くっ………!」
「これは……!?」
「そ、そんな……」
なんとルフィナは魔眼を放って、ケビン達の動きを封じ込めた!そして裂け目はさらに開き、リースは裂け目の端に捕まって耐えていた。
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