第103話
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だったかしら?彼女が”神殺し”の”使徒”となった為、自分の悲願を叶えられなくなって、『どんな手段』をとってでも復活したいと思っていたから、彼女自身を呼び寄せられたのよ。………最もあれほど強い”想い”があったのにあんな予想外な結果に終わって今でも驚いているわ。エステル・ファラ・サウリン・ブライトだったけ?彼女と彼女が持つ神剣に宿る”想い”に随分、予想を覆されたわ………」
「なるほど……その借りや想いを上手い事利用して”剣帝”という概念を甦らせ、封印されてるはずの”姫神”を呼び寄せられたんか。まったく………姉さんらしい裏ワザやで。まあ、その姉さんの裏をさらにかいたエステルちゃんもエステルちゃんらしいけどな…………」
ルフィナの説明を聞いたケビンは苦笑しながらルフィナを見つめた。
「フフ………褒めても何も出ないわよ。ここまで辿り着いた以上………私の目的はわかっているのでしょう?」
「ああ………覚悟はできている。連れていくんならとっとと連れていってくれ。」
「ま、待って……!なにを……2人とも何を言ってるの!?」
ルフィナとケビンの会話を聞いて驚いたリースは戸惑った表情で2人を見比べた。
「リース………」
「ふふ………あなたもわかったのでしょう?ケビンはね……『罰』を受けたがっているのよ。」
「!も、もしかして姉様は………」
そしてルフィナの話を聞いたリースは驚きの表情でルフィナを見つめた。
「そう、私はケビンに『罰』を与えるためにこの地に生み出された存在………そのために私はこの”影の国”を造り変え、あなたたち全員を迎え入れた。それもこれも全て望んだのはケビン自身なの。」
「う、嘘………!」
「………残念やけどその通りや。なぜ、そうなってしまったのかはっきりとはわからへんけど………姉さんが言ってることが真実であることは間違いない。」
「そ、そんな………」
自分の言葉を聞いて信じられない表情をしているリースを一瞥したケビンはルフィナに近づいた。
「おそらく”第九星層”とはこのオレを罰し続けるための地。母親を見殺しにし、姉さんをこの手で殺めてしまったオレにふさわしい場所のはずや。そして………オレさえそこに落ちればこの事件は無事、解決するやろ。」
「そ、そんな………そんなのいけません!」
「ええ。答えを出すにはまだ早すぎるのではないですか?」
ケビンの説明を聞いたクローゼは不安そうな表情で真剣な表情のリタと共にケビンを見つめ
「……………っ………………」
リースは辛そうな表情で唇を噛み
「ハァァァァァァ………セイッ!!」
なんと法剣に魔力や闘気を込めて、ルフィナに放った!しかしルフィナは法剣が当たる瞬間、転位して消え、回避した
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