機動戦艦ナデシコ
1360話
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も、木連は色々と違うところも多いらしい。
「木連との交渉は今回の件が大きな切っ掛けになりそうですわね」
あやかの言葉にエザリアが頷く。
その気持ちは俺も理解出来る。
というか、普通であれば誰でも理解出来るだろう。
交渉を求めてやって来た未知の勢力に対し、強硬派が暴走して攻撃を仕掛けたのだから、向こうにとってこの失点は大きい。いや、大き過ぎる。
ただ、疑問もある。それは……
「今回の襲撃、本当に一部強硬派の暴走だったのか?」
という事だ。
幾ら何でも、未知の勢力が現れたら即攻撃を仕掛けるというのは少し疑問に思わないでもない。
タイミングや良すぎないか?
「どうかしらね。その辺についてはこれから木連との交渉で明らかになって行くと思うわ。それで向こうの対応を見極める事になるでしょう。……それより、ヨシサダ少将はどう?」
エザリアの言葉に、円がシロガネのコンソールを操作する。
すると映像モニタの1つに、ヨシサダと量産型Wが映し出された。
特に何か焦っているようには見えないし、量産型Wもいつも通りだ。
今の戦闘に関しては、当然向こうも部屋の中で見たのだろうが。
いや、シャドウミラーとの戦いで木連のバッタが蹂躙されるという光景はよくあったので、もう見慣れたとか?
地球に存在しているチューリップを撃破する為に何度も襲撃しているのだから、慣れてもおかしくはないか。
『これは、皆さん。いきなりの戦闘でしたが、どうやら無事終了したようですね』
ヨシサダが映像モニタの向こう側でそう言って穏やかな笑みを浮かべる。
……何だかんだで、結構肝が据わってるよな。
普通、異世界の勢力の旗艦に乗っていきなり戦闘に巻き込まれたのにこうまで平然とはしていられないと思うし。
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