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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第98話
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そして空気を変える為に口にしたマキアスの疑問にトワとアンゼリカはそれぞれ答えた。



「”助っ人”ですか……?」

「ニシシ、どんな相手かわからないけど燃えて来たね〜♪」

「まあ、サラの事だから絶対とんでもない相手を用意している事は間違いないね。」

アンゼリカの言葉を聞いたリィンは不思議そうな表情をし、ミリアムは無邪気な笑顔を浮かべ、フィーはジト目でサラ教官を見つめ

「ジョルジュ先輩ももしかしてわたくし達と共に戦うのでしょうか?」

「ハハ……僕は技術者だからみんなと違って戦闘は下手だから、ただの見学だけだよ。」

セレーネに視線を向けられたジョルジュは苦笑しながら答えた。

「”技術者”だから戦わないっておかしいんだけど。ジョルジュと同じ導力技術者でジョルジュよりも年下のティータはそれなりに戦えるし、ウィルだって技術者だけどかなり強い方だし、ユイドラの”工匠”達も魔族の軍勢とも普通に戦えるし。」

「エ、エヴリーヌお姉様!」

「ティータちゃんはともかく、ウィルさん達―――”工匠”は”普通の技術者”の枠には当てはまらないですよ……」

エヴリーヌの指摘にリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中、プリネは慌てた様子で声をあげ、ツーヤは苦笑しながら指摘した。



「―――皆さん!」

するとその時少年の声が聞こえるとセドリック皇太子が現れ、セドリック皇太子に続くようにアルフィン皇女にエリス、そしてトヴァルとクレア少佐がリィン達に近づいてきた。

「ええっ!?」

「セ、セドリック殿下……!?それにアルフィン殿下も……!」

「しかもエリスまでどうしてここに……女学院の授業はどうしたんだ?」

セドリック皇太子達の登場にエリオットとマキアスは驚き、リィンは戸惑いの表情でエリスを見つめた。

「今日の授業は後日補習をするという形で免除してもらいました。」

「うふふ、5日ぶりですわね、皆さん♪」

「お久しぶりです、皆さん。”ジュライロッジ”での件以来ですね。すっかり元通りの生活に戻っていると聞いていましたが、こうして自分の目で改めて見て安心しました。」

リィンの質問にエリスが答えた後、アルフィン皇女は微笑み、セドリック皇太子は明るい表情でリィン達を見回した。



「勿体ないお言葉です。」

「殿下達の名声は私達の耳にも届いております。そんな殿下達が多忙の中、こうしてわざわざ足を運んでくださって恐悦至極でございます。」

セドリック皇太子の言葉を聞いたユーシスとラウラはそれぞれ会釈をし

「そ、そんな。僕達は大した事はしていませんよ。周りの人達がわざと持ち上げているだけですし……」

「え〜、エレボニアの未来の為に頑張って情
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