第24話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
4月4日―――創立記念祭 4日目―――
翌日、ロイド達は頭を切り替えて今までのように手分けして支援要請を片付けて行った。そしてそれぞれが担当した支援要請を片付けて全員で残った緊急要請を片付ける為に中央広場に集合したその時ロイドのエニグマに通信が来た為ロイドは通信を始めた。
〜中央広場〜
「はい、ロイドです。」
「お忙しいところをすみません。今、大丈夫ですか?」
「ああ……一区切りついた所だから大丈夫だと思うけど。緊急の要請が入ったのか?」
「いえ、ロイドさんたちに直接、頼りたいという方がいまして。貿易商のハロルドさんとおっしゃる方なんですけど………」
「ああ、知りたいだけど……一体どうしたんだ?」
「それが……市内のパレードを見ている最中、お子さんが迷子になったそうなんです。」
「!そうか、わかった。どこで待ってもらってるんだ?」
「警察本部の近くにある噴水の前のベンチのところです。どうやらその近辺でお子さんとはぐれたらしくて。」
「わかった、すぐに行ってみるよ。」
「はい、よろしくお願いします。」
「どうしたの?」
ロイドが通信を終えるとエリィが通信内容を訊ねた。
「ああ、貿易商のハロルドさんから俺達に頼みがあるらしい。パレードの最中、お子さんが迷子になったそうだ。」
「……………ぇ……………」
「それは………」
「今日の人出だとはぐれたら大変そうですね………」
「ってことは、祭には定番の迷子探しのミッションってわけか。」
ロイドの話にレンが呆けている中エリィは表情を引き締め、ティオは考え込み、ランディは自分達がやるべき事を推測した。
「ああ、多分ね。」
「……ロイドお兄さん、一つ訊ねたいのだけどいいかしら?」
「?ああ、何を聞きたいんだ?」
「その貿易商のハロルドさんのファミリーネームってなんて名前かしら?」
「へ………?”ヘイワース”だけど、それがどうしたんだ?」
「!!………そう…………」
「レンちゃん………?もしかしてハロルドさんと知り合いなのかしら?」
ロイドからある事を聞いて一瞬血相を変えたレンだったがすぐに表情を戻して目を伏せて黙り込み、レンの様子が気になったエリィは不思議そうな表情で訊ねた。
「ううん……レンはそんな人、知らないわ…………レンの気のせいだったから気にしないで。」
「……?」
顔を僅かに俯かせて呟いた後すぐに気を取り直していつもの表情になったレンの様子が気になったロイドは不思議そうな表情で首を傾げた。
「―――それよりも確か既に来ている緊急要請で、そのハロルドさんって人からの頼み
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ