暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第2章:埋もれし過去の産物
閑話6「古の戦い」
[2/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ーと相対する。

「クラウス!」

「ああ。...皆の者は第三者の介入を阻止するのに専念!!彼女は僕とオリヴィエの二人だけで相手をする!...何人たりとも、この戦いの邪魔をするな!!」

  オリヴィエが男性...クラウスに呼びかけ、クラウスは他の者に指示を飛ばす。

  ...さすがに、その指示には戸惑った。
  元々、彼らはシュネーの討伐隊として集まったのだ。
  それなのに、実際戦うのは二人だけだった。

「あはは、戸惑っている暇なんかないよ!!」

〈“Zerst?rung(ツェアシュテールング)”〉

  戸惑う彼らにシュネーは手を翳し、緋色に光る球のようなモノを握りつぶす。
  瞬間、爆発が起きる。

「っ....!」

「オリヴィエ!」

「大丈夫です!」

  彼らは爆発を避けきれずに吹き飛ばされるが、二人は回避して近くに着地する。

「『...行きますよ。』」

「『...あぁ、ここで僕達が...シュネーを止めるっ!!』」

  念話でタイミングを合わせ、同時に二人はシュネーへ挑みかかる。

「はぁっ!」

「ふふっ♪」

     ―――バシィイッ!!

「っ....!」

  強く踏み込んだ、先手且つ強力なクラウスの拳を、シュネーはあっさり受け止める。
  覇王流の使い手でありながら、あまりにあっさり受け止められたため、一瞬とはいえ、クラウスの動きが硬直してしまう。

「“殴る”って言うのはこうするんだよ?」

「させません!!」

  空いている手で、殴り返そうとするシュネーに、オリヴィエが割り込む。
  繰り出された攻撃をクラウスを庇うように逸らし、同時にカウンターを叩き込む。

「ぐっ...!?」

「はぁっ!」

「っ、ぁあっ!!」

  カウンターでよろめき、そこへすかさずクラウスが追撃する。
  だが、シュネーは魔力を解放し、衝撃波で辺りを吹き飛ばす。

「ふふ、ふふふ...!いいよいいよ!少しは楽しめそう!ねぇ!シャル!!」

〈“L?vateinn(レーヴァテイン)”〉

  シュネーは手に歪んだ棒状の物...シャルラッハロートを持つ。
  そして、それは炎に包まれ、大きな魔力の大剣と化す。

「そー、れっ!」

「「っ....!」」

  そしてシュネーはシャルを大きく振りかぶり、振り下ろす。

「...導王流...“流水”!」

「導王流...“流撃衝波”!!」

  それを、オリヴィエが当たらないように紙一重で逸らし、クラウスが地面に当たった衝撃を利用して、回転しながら間合いを詰め、強力な回し蹴りを放つ。

「くっ...!」

「はぁああっ!!」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ