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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第96話
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なり落とし穴がガコン―――だもんねぇ。しかもレオンハルト教官はレオンハルト教官で全く反応しないで、見守っていたし。」
ガイウスの話を聞いたエリオットは困った表情で答え
「その後、何とか脱出して石の
守護者
(
ガーゴイル
)
と戦って……」
「苦戦はしたが、何とか全員で倒し切ったのだったな。」
「で、その直後にプリネとツーヤが現れてわたし達が苦労して倒した石の
守護者
(
ガーゴイル
)
を瞬殺して”力の違い”を見せつけていたよね。」
「そ、そうなのですか!?」
「キャハッ♪さすがプリネだね♪」
「ア、アハハ……」
「別にそのつもりはなかったのですが……」
エマとユーシスの後にジト目になってプリネとツーヤを見つめるフィーの言葉を聞いたセレーネは驚き、エヴリーヌは口元に笑みを浮かべ、プリネとツーヤはそれぞれ苦笑していた。
「そうそう、その後ちゃっかりサラ教官とレオンハルト教官が現れたんだった……」
「二人ともタイミングを見ていたとしか思えなかったわよね。」
「間違いないと思う。」
疲れた表情をしているマキアスの後に呟いたアリサの言葉にフィーはジト目で同意した。
「でも―――あれが俺達の”始まり”なのは間違いない。多分、あの日のことはずっと覚えてる気がするな。」
「リィン……」
「ふふ……そうだな。」
「……どんなに時が流れても色褪せない気がします。」
「はい。例えどれだけの時が流れようと……」
「プリネさん……」
「プリネ………………」
人間であるリィン達と違うプリネはエマの言葉の重みを誰よりも理解しており、その様子をツーヤとエヴリーヌは静かな表情で見つめていた。
「むー、いいなぁ、いいなぁ!こうなったらボクがもっと凄い事をして最後に強烈な思い出を―――!」
「やめときなさい。」
「ミリアムさんの場合ですと、色々な意味で強烈になるのですから本当にやめてください……」
無邪気な笑顔を浮かべて声をあげるミリアムにリィンとセレーネはそれぞれ疲れた表情で制止し
「まったく……先が思いやられるな。」
ユーシスは呆れた表情でミリアムを見つめていた。その後リィン達は再び寮への下校を始めた。
「そう言えば……晩ご飯、みんなどうする?」
「ふむ、キルシェあたりで済ませるつもりだったが……」
「自炊をしてもいいかもしれませんね。手分けすればメニューも豊富になりそうですし。」
「そうね、たまには料理しないと腕も鈍りそうですし。」
「うん、私も異存はないぞ。」
「えー、めんどくさい。外で食べた方が楽だし、美味しいじゃん。」
第三学生寮の前で立ち止まって夕食を自炊にする事に盛り上が
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