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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第95話
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か?」
「…………フフ、リィン君には気付かれちゃっていたか。リィン君の推測通りよ。もし私の身体の時間を戻したらあの娘まで消えちゃうしね。あの娘も”私”なのだから、それだけは絶対にしたくなかったのよ。」
「エーデル先輩……ハハ……さすがはセレーネやあのフィーも尊敬する優しい先輩ですね。」
自分の指摘に優しげな微笑みを浮かべて答えるエーデルをリィンは静かな表情で見つめた後エーデルに微笑んだ。
「…………フウ、もし私が魔族にされなくても結果は同じだったかもしれないわね。」
「???」
リィンの言葉を聞いて呆けた表情で黙り込んでいたエーデルは疲れた表情で溜息を吐き、エーデルの言葉の意味がわからなかったリィンは不思議そうな表情で首を傾げた。
「うふふ、ちなみにエーデルがミントの力を借りて人間に戻る事を拒否したのは他にも理由があるのよ♪」
するとその時エーデルの人格がカトレアに変わり、カトレアはからかいの表情でリィンを見つめて意外な答えを口にした。
「へ……その理由は何なのですか?」
「それはね……あの時のリィン君の性魔術によって私達のお腹の中にリィン君の赤ちゃんを孕んでいた可能性もあったからよ♪」
「いい”っ!?」
カトレアの口から語られた驚愕の答えを聞いたリィンは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「あら、もしかしてあの時のセックスで私達がリィン君の赤ちゃんを孕んでいる可能性は考えていなかったのかしら?私達の身体の中に何度も溢れるくらいたくさんのリィン君の体液を注ぎ込んだのだから、妊娠していてもおかしくないでしょう?」
「そ、それは……!で、でもあの時のは”性魔術”でしたから妊娠しないはずじゃ……!」
カトレアに問いかけられたリィンは慌てた様子で反論したが
「……その”性魔術”で人格を私に戻した後何度も私を犯してたくさん中に出したでしょう?」
「………………そ、その……まさかとは思いますけどエーデル先輩もアリサのように……」
人格が再び戻ったエーデルにジト目で指摘されると恐る恐るエーデルを見つめて問いかけた。
「………ええ、”できている”わ。ちなみに今月で”2ヶ月目”よ。」
「……………………………」
そして頬を赤く染めて幸せそうに自分のお腹に視線を向けた後両手で優しくお腹を撫でるエーデルの爆弾発言を聞いたリィンは凍りついた!
(アハハハハハハハッ!まさかアリサ以外にも”できて”いたとはね♪)
(ふふふ、しかも彼女は新顔ですからね。新顔の彼女に出し抜かれたエリゼ達の反応が今から楽しみですね。)
(間違いなくアリサさんの時同様怒るでしょうね……あら?”2か月目”ですと、おかしいですわよね?)
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