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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第94話
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インフォルトグループ”のオーナーの一人娘のアリサさんとも婚約していますから、リィンさん―――いえ、”シュバルツァー家”は世界各国の有力者にとって縁を結びたい相手なんです。」

「しかもリィンさんは好色家として見られていますから、自分の所の娘も……という考えを持つ各国の有力者達が次々と縁談を申し込んで来るんですよ……」

「い、言われてみれば確かに……」

「リィンって、リウイお兄ちゃんやセリカ、後はヴァイスみたいにたくさんの女を侍らせているもんね。」

「そだね。今の時点でもう結構な数のハーレムを作っているし。」

それぞれ疲れた表情で答えたツーヤとプリネの話を聞いたマキアスは冷や汗をかいてリィンを見つめ、エヴリーヌの意見に頷いたフィーはジト目でリィンを見つめ

「ちょっ!?何で俺がそんな風に見られているんだよ!?誤解だ!」

リィンは慌てた様子で答えた。

(リィン様……さすがに今の状況でそんな言い訳はどう考えても通用しませんわよ……)

(この期に及んで自覚無しとは、さすがは鈍感で不埒で絶倫かつ性欲旺盛なマスターですね。)

(絶倫と性欲旺盛は関係ないと思うけど、リィンがたくさんの女性と結ばれる事は事実ね。)

(うふふ、それでこそ私達のご主人様よ♪後何人―――いえ、何十人増やすつもりなのかしら♪)

(ふふふ、そしてその中には皇族や貴族が何人か加わるかもしれませんね。)

その様子を見守っていたメサイアは疲れた表情をし、ジト目で呟いたアルティナの念話を聞いたアイドスは冷や汗をかきながら苦笑し、ベルフェゴールとリザイラはそれぞれリィンの将来について面白おかしく談義していた。



「誤解も何もその通りですよね?」

「ええ、そうね。むしろ今の状況でそんな風に見られない方がおかしいわよね。」

「すみません、お兄様。全く反論が思いつきませんわ……」

「ううっ、何でこんな事に………………」

そしてジト目で自分を見つめて来るエマとアリサ、疲れた表情をしているセレーネの言葉を聞いたリィンは疲れた表情で頭を抱えた。

「あれ。”シュバルツァー家”って事はエリゼやエリスにも縁談が来ているんじゃないの?」

「!?」

「フム……普通に考えてみれば当然二人にもリィン同様多くの縁談が来るだろうな。」

「最もその二人が自分達が縁を結びたいと思っている家の息子に嫁ぐとは誰も予想していないだろうがな。」

しかしフィーの疑問を聞くとリィンは血相を変え、ラウラは考え込みながら呟き、ユーシスは静かな笑みを浮かべてリィンを見つめた。



「ええ、当初は来ていましたよ。まあ、お二人は既にリィンさんと婚約していますから、その件が有力者達に知れ渡って以降はエリゼさん達の縁談は一
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