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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第93話
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「……あ。”黄金の羅刹”と言えば確かリィンの実家に”黄金の羅刹”も謝罪しに来たんだっけ?」
「そう言えば……ユーゲント陛下達が謝罪しに来た時同様その日の為に学院をわざわざ休んでユミルに帰省したんだったな。」
ラウラとプリネの会話を聞いてある事を思い出したフィーはリィンに視線を向けて尋ね、フィーの質問を聞いてある事を思い出したガイウスもリィンに視線を向けた。
「ああ……他にはウォレス准将とユーディットさん、ログナー侯爵とハイアームズ侯爵もわざわざユミルまで足を運んで父さんや俺達に内戦に巻き込んだ事をユーゲント陛下達の時同様土下座の謝罪をしてそれぞれ”詫び”として多額の謝罪金や家宝、それに屋敷や別荘まで贈与してくれたんだ。」
「ええっ!?ウォレス准将やカイエン公の長女に加えて元”四大名門”の残りの当主の二人も謝罪しに来たの!?」
「まあ、”戦争回避条約”通りユーゲント国王がプリシラ王妃と一緒にわざわざユミルまで行ってリィン達―――”シュバルツァー家”に土下座までする謝罪をして、賠償である皇家が所有していた国宝や保養所の所有権の贈与もしたんだからユミル襲撃の”元凶”の貴族連合の上層部だった自分達も謝罪して賠償しなければならないと駄目だと思ったんだと思うよ〜?ちなみに”黄金の羅刹”達からは何を貰ったの?」
複雑そうな表情で答えたリィンの話を聞いたアリサが驚いている中、ミリアムは静かな表情で推測した後リィンを見つめて尋ねた。
「ユーディットさんやログナー侯爵、それとハイアームズ侯爵からはそれぞれ莫大な金額の謝罪金とそれぞれの家に伝わっていた家宝や保有していたいくつかの別荘の所有権、ウォレス准将からは”バルディアス男爵家”が代々受け継いできた実家の屋敷とウォレス准将の愛馬であったノルド高原で育てられた軍馬を贈与された。」
「ええっ!?じゃあウォレス准将は実家の屋敷を手放されたのですか!?」
リィンの答えを聞いて驚いたエマは信じられない表情で尋ねた。
「ああ。『ドライケルス大帝と共にエレボニアの平和の為に戦った子孫でありながら”第二の獅子戦役”である今回の内戦に加担した愚か者であり、ドライケルス大帝から授かった爵位を剥奪され、先祖の顔に泥を塗った自分には所有する権利はない』と仰って実家の屋敷の所有権の権利書等を父さんに贈与して、エリスには”軍人でありながら、自軍の勝利の為に戦とは無縁の中立国の貴族の令嬢の誘拐を黙認した事に対する償い”という事でウォレス准将が大切になさっていた愛馬を贈与したんだ。」
「フン、そんな殊勝な反省ができるくらいなら最初から内戦に加担しなければいいものを……」
「というか馬なんてあげて償いになるの?」
リィンの説明を聞いたユーシスは鼻を鳴らし、エヴ
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