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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第92話
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るが、まさか異世界では未だにそのような処罰方法が常識とはな……」
「それも異世界との文化の違いという事なのでしょうね……」
ガイウスの疑問に複雑そうな表情で答えたプリネの話を聞いたフィーは静かな表情で呟き、ラウラとエマは重々しい様子を纏って呟いた。
「貴族連合の上層部に対する厳しい処罰方法で言えば、オーレリア将軍とウォレス准将もそうだよね……」
「確かウォレス准将は爵位剥奪並びに”大佐”に降格処分の上ノルド精霊共和国との国境――――”ゼンダー門”の司令官に異動で、オーレリア将軍は爵位は”伯爵”から”子爵”に降格処分並びに”准将”に降格処分、更には今までの武勲によって授かった勲章も全て剥奪され、エレボニアの”百日戦役”に対するリベール王国への賠償で贈与された”パルム地方”との国境―――”パルム門”の司令官に異動でしたね。」
「そして”貴族連合軍”―――領邦軍に関しましてはセドリック皇太子殿下直々の提案によって解体され、全員正規軍に強制異動でしたわね……」
複雑そうな表情をしているエリオットの言葉に続くようツーヤとセレーネは静かな表情で呟き
「まさか”戦争回避条約”等を知らせに来たレン姫が帰り際に答えた領邦軍に対する処罰方法をセドリック殿下が本当に採用して、実行するとは思わなかったよな……」
「しかも”殲滅天使”が助言した時と違って、”強制的に正規軍に入隊させられる”し、ユーゲント国王が王位をセドリック皇太子に譲る5年の間に辞めたら強制労働か牢屋行きっていう処罰まであるからね〜。さすがにそんな処罰があったら嫌々入隊させられた正規軍を辞めたくても辞められないから、賢い処罰方法だよね〜。」
「ん。それに領邦軍が解体された事で課題になっていたそれぞれの領地の治安部隊を正規軍で結成して、その中に領邦軍の兵士達を入れた事も賢いよね。」
マキアスとミリアムの言葉に続くようにフィーは静かな表情で呟いた。
「セドリック殿下は元領邦軍の反発はどうお考えなのでしょうね……?そのような事をすれば、間違いなく元領邦軍の中から反発する者が現れると思うのですが……」
「――だからこそその対策として、元領邦軍の兵士達の配属先には全て元から正規軍に所属している兵士達の元へと分散させたんだろうな。」
「……戦力を分散して反乱を起こさないようにする為と正規軍に見張りをしてもらう為、と帝国―――いや、”王国時報”に書いてあったな。」
「正直今でも信じられないわよね……?幾らパント臨時宰相の教育によって成長したとはいえあのセドリック殿下がそこまで深く考えておられて、提案したなんて……」
不安そうな表情をしているエマの疑問にリィンとガイウスは答え、アリサは不安そうな表情をしていた。
「恐らくそ
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