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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第92話
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での5年よりも早く成長して宰相としての仕事を任せられるようになれば、徐々にオリヴァルト皇子に宰相としての仕事を引き継ぐとの事ですから、オリヴァルト殿下の成長の速度によっては予定よりも早くパント卿は宰相の座から降りると思いますよ。」
「まあ、ふざけた態度ばっかり取っていてサボリなあのオリビエがそんなに早く成長するとはとても思えないけど。オリビエの事だから、どうせ隙を見て適当にサボると思うね。」
「エ、エヴリーヌさん……確かにリベールでのオリビエさんはそんな人だった事は認めますけど、エレボニアに帰ってからのオリビエさんは皇族として忙しく働いていましたし、何よりも祖国の未来を考えたらさすがのオリビエさんも真面目に勉強すると思いますよ……?」
ガイウスの言葉にエリオットは苦笑し、プリネは静かな表情で答え、呆れた表情で呟いたエヴリーヌにツーヤは疲れた表情で指摘し、二人の会話を聞いたリィン達は冷や汗をかいた。
「フフッ、オリヴァルト殿下が宰相となられ、ユーゲント陛下達を支える事には期待しているが同時にパント臨時宰相閣下には一日でも長くエレボニアに留まってユーゲント陛下達を支えて貰いたいという気持ちもあるから、我々エレボニア人としては色々と複雑だな。」
「実際パント臨時宰相の手腕はあのオズボーン宰相を越えていると噂されている程、異例な速さでエレボニアの復興や経済回復の案を出して次々と実行し、エレボニアの復興は順調に進んで資産凍結や内戦で恐慌状態であった経済も凄まじい速さで回復し続けていますものね。」
「さすがはあのメンフィル帝国の”宰相”を務めた偉大なる人物と言った所だな。」
ラウラは苦笑し、エマは明るい表情で呟き、ユーシスは静かな表情で呟いた。
「それにしてもよく”英雄王”達はあんな優秀な人が戦争をした相手の国の宰相になる事をたったあれだけの条件で許可したよね?」
「そうですわよね……普通に考えたらパント卿程の優秀な方を戦争をした国家の重要な役職に就くことを許可しませんわよね?」
「フフ、パント卿自身も仰っていましたがパント卿は既に爵位や当主の座もご子息に引き継いでお父様同様隠居の身ですから、お父様達もそんなに口うるさく言うつもりはなかったのだと思います。」
「パント卿をエレボニアの宰相に就任する事に対してリウイ陛下達が出した条件であるメンフィルにパント卿が”総参謀”として必要な程の事態になった際は宰相を休職させてメンフィルの”総参謀”に就かせる事ですけど、現状メンフィルと本格的に戦争をしている国家はありませんし、パント卿が”総参謀”として必要な事態には余程の事がない限りありませんから、恐らくパント卿がエレボニアの宰相を休職するような事はないと思いますよ。」
フィーとセレーネの疑問にプリネと
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