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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
後日譚〜門出の時〜 第89話
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―――明日は久々の”自由行動日”になるわ。授業も大詰めだけど部活や趣味も大切にしなさい。いい天気になるみたいだし、デートってのもいいんじゃない?」
「あ、あのですね……」
「教官の立場でそういうのを勧めるのはどうかと……」
ウインクをしたサラ教官の話を聞いたアリサとマキアスはジト目で指摘した。
「あら、あたしは教官として”ある生徒”の未来の為にも勧めているんだけどねぇ?何せ”ある生徒”はデートもせずにアルフィン殿下ともうすぐ結婚する所かアルフィン殿下以外の婚約者にも子供ができているし、更に後で多くの女の子達と結婚するんだから、将来破局しない為にも少なくても結婚前にお互いの事を良く知る為にデートはすべきだと思っているんだけど?」
「え、えっとサラさん。その”ある生徒”というのは……」
「フッ、確かにアルフィン皇女どころか他の女性ともそんな事をしている所は見た事が無いな。」
「……言われてみればそうね。私なんか半年以上付き合っているのに未だにデートを1回もした事ないし。(それどころか、私のお腹の中には赤ちゃんもできているんだけど!?)」
「この埋め合わせは必ずしてもらわないといけませんね。」
「う”っ……」
「サラ教官……洒落にならない事を言わないで下さいよ……」
口元をニヤニヤさせながらリィンを見つめるサラ教官の言葉を聞いたセレーネは冷や汗をかき、静かな笑みを浮かべるレーヴェの話を聞いてそれぞれジト目になって自分を見つめて来るアリサとエマの視線に耐えられなかったリィンは冷や汗をかいて呻き声を上げ、プリネは疲れた表情で指摘した。
「フン、確かに節操のない阿呆に嫁ぐ殿下の将来を心配する事には同意するが、そういう台詞はまず自分が相手を見つけてから言うべきと思うが?」
「し、失礼ね……!あたしだって良い相手の一人や二人……!」
意味ありげな笑みを浮かべるユーシスに見つめられたサラ教官は慌てた様子で言い訳をし
「うーん、その割には独り酒が多いような……」
「まあ、それ以上は触れないのが礼儀だろう。」
「ラウラのお父さんとかサラは高望みしすぎ。」
「ふむ、悪くないとは思うが縁遠そうでもあるな。」
「フッ、いっそ”黄金の百合”に頼み込んで若返らせてもらった方がいいのではないか?」
「レ、レーヴェさん。幾らミントちゃんが優しくてもそんな事の為だけに自分の力を使いませんよ。」
「人間の女って老化が速いから大変だね、くふっ♪」
「ぐっ、見てなさいよ〜!残り半月で、素敵なオジサマをゲットしてやるんだからっ……!―――ああそれと、次の金曜日が最後の実戦技術授業になるけど、最後の授業用の”とっておきの実技テスト”を用意しておいたから、今の内
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