第20話 Wonder zone
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《私の仕事取られてしまいました...しくしく》とか思ってるん---「ゴンッ!ベキッ!!」
「あああああっ!!!ぐおおおおおっ!!!」
「ことり!頑張ってくださいね!」
「凛もことり先輩の甘々な歌詞で歌いたいにゃ〜!」
「ちゃんと良い歌詞作りなさいよ」
「期待してるわ」
「頑張ってね!」
「う....うん」
何事もなかったように海未はことりを応援する
周りのみんなは声をかけるどころか無視している。
唯一花陽とことりはちらちらこっちを見て心配そうにしている
ああ....やっぱり2人は天使だ....嫁にしたいぜ
2人の天使を見ることができて、オラは幸せだ.....
バタリ........
「.........」
放課後の誰もいない教室に1人、ことりは机に向かって目を閉じている
それを廊下から眺めて様子を伺う俺、穂乃果、海未
ペンを走らせていないが、頭で整理しているようだ
「ことり...大丈夫でしょうか」
「大丈夫だよ、ことりちゃんだもん」
「そういえばことりの歌詞....ポエムとか見たことないの?」
ポエム....と言えばファーストライブ前に穂乃果の見た覚えがある。
海未のポエムは恐らく歌詞のような感じだから。
でもことりは?
「ことりちゃんは........」
「そう...ですね」
2人は言葉を詰まらせてしまう
「なに?そんなにすごいの?」
「すごいと言えば......すごいです」
「ある意味....ね」
穂乃果が苦笑いをしているってことはよっぽどなのか....
さっきまで応援していると言ってた割には不安みたいだ
「よし!」
ことりは気合を入れてペンを走らせる
「チョコレートパフェ...おいしい...」
.......お、おお...始まり方はダイナミックにきましたな...
続いては?
「生地がパリパリのクレープ...食べたい...ハチワレの猫...可愛い...五本指ソックス...気持ちいい...」
..................
穂乃果や海未が苦笑いする理由がわかった気がする
2人はやっぱり...と言いたげな感じで頭を抱える
「あぅ.....思いつかないよ〜!!!ん〜ん〜」
ことりも納得がいかず悶え苦しむ
「よし!次は....ふわふわしたものかわいいな、ハイッ!あとはマカロンたっくさん並べたら!カラフルでし?あ?わ?セ〜ルンルンルンルンン.......ふぇぇぇぇぇぇんっ!!!」
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