第19話 ミナリンスキーの想い
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初めて知ったとき夢なんじゃないかと思った
穂乃果に頬を引っ張ってもらったり、海未に叩いてもらったりしてもらったけど覚めることはなく、現実なんだと感じた
オープンキャンパスから3日経ち、理事長から伝えられた
廃校延期のお知らせ
嬉しくて嬉しくてみんなそれぞれハイテンションだった
特に穂乃果は授業中ずっとニヤニヤしててかなり不気味だった
海未は授業を真面目に聞いているように見えるが心ここにあらずって感じだった。
ことりはノートとにらめっこしてはにこっと笑ってにらめっこしてはにこっと笑って....を繰り返している
そんな中俺はというと......
1つの茶封筒をじっと見つめて落ち込んでいる
そう...中身は.....
「みんなみんな!!ビッグニュースだよ!!」
授業が終わると穂乃果はまっすぐ部室へととんでいき、
先に部室に来ていた花陽と凛と話をしていた。
「大地先輩やりましたね!オープンキャンパスのアンケートの結果、廃校の決定はもう少し様子をみてから、となったそうです!」
待ちに待った廃校延期
阻止とまでは行かないが廃校に待ったをかけたことは俺たちにとって大きな結果だと思う。
「でも!それだけじゃないんだよ〜!!」
穂乃果はポケットから鍵を取り出して部室の一番奥にある開かない扉に手を掛ける。え?鍵?
ガチャ
「ほら!隣部室なんだよ!広くなったんだよ〜!!」
ロッカーの他に長椅子があり、それ以外は何もない広い広い空間がそこにはあった。
つまり........
「ここで練習できたり?」
「そうですね。雨の日とかはいいかもしれません。少しばかり狭いですが」
海未がそう付け足してくれた
「くるくるくる〜♪いやぁよかったよかった」
穂乃果は広くなった部室でくるくる踊り出す。
「安心するのはまだ早いわよ」
凛とした声が響く。その声の持ち主は先日まで俺達のことを忌み嫌っていた。それが今はこんな感じ....嫌うどころかめっちゃ心配している。
「絵里先輩....」
「生徒がたくさん入ってこない限り廃校の可能性はまだあるんだから、頑張らないと---「ひっく....ぐすっ」
「え?」
絵里先輩が注意している中隣で海未は号泣していた。
「どったの?海未よ....」
「いえ....嬉しいです!まともな事を言ってくれる人がやっと入ってくれました!!」
「ええっ!?....ちょっと大地くん、μ‘sの実態ってこんなのなの?」
海未は泣きながら絵里先輩にしがみつく
絵里先輩はよくわからないというような表情でよしよしと頭を撫でて
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