第19話 ミナリンスキーの想い
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大地くんのお母さんは私のこと隣に座り、アルバムを手に取り懐かしそうに眺める
「穂乃果ちゃんは大地が記憶を失った理由を知らないの。もちろん大地も」
「え?そうなんですか?」
「本当は話してはいけない...話したくないのだけど、ことりちゃんがこれからも穂乃果ちゃんや大地と仲良くしていっていうのなら....話しておくわ」
あまりいい話ではない事はわかりました
私はゆっくり頷き、話されるのを待ちました
「事のきっかけは良く分からないのだけど......小学5年になる直前だったわ......大地はね----------」
「え...................そ、そんな......」
私は大地くんのお母さんが何を言っているのかわかりませんでした
「これは...誰にも言ってはいけないわ。本人たちは勿論のこと他の子にも絶対」
私は..........涙を流していました
「ただいま〜!母さん頼まれたやつ買ってきたよ」
「お帰り大地。ささ、ことりちゃんも今の忘れてご飯にしましょ?」
大地くんのお母さんはさっきの話は無かったかのように振る舞い、
食卓の準備を始める
帰ってからも.......忘れることができなかった。
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