第18話 Past Memory3
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ェ.....あの子めっちゃ俺好みなんですけど....」
皓貴はよだれを垂らしながらいやらしい目つきで彼女を眺める
「....そうだな」
「よし、んじゃあHRを終わる」
「起立」
「礼」
「あ!やべ!早く戻んねぇと!いくぞ大地」
急に血相を変えて走り出した
「おいこら!俺を誘っておいておいてくなよ!」
後に続いて俺も教室に戻った
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
赤店補習期間終了まであと2日
メンバーが揃わないと何もできないので俺は教室で一人勉強することにした。
「.........」
「.........」
「........あーもう!!ダメだ!全然集中できねぇ」
いつもならこの時間帯は問題なく集中できるんだけどな....
でも集中できない原因はわかる
......東條希
彼女がどんな人なのか気になって仕方が無かった。決して恋愛感情の気になるじゃないからな!
教室にいたりしないかな....
俺は勉強道具をそのままに教室を出て、3階を目指す。
「あ、いた....」
教室に1人座っていた
彼女は黙々と読書をしていた。
その姿は知的な雰囲気を放ち、孤高の存在を表していた
タイトルは.......英語で読めないが、絵からして童話のようだ
チャレンジ!これ大事!俺は思い切って声を掛けることにした
「あの.....」
「きゃっ!」
え?俺は軽く肩を叩いただけなのにそこまで驚きますか?
「ごめんごめん...驚かせちゃいましたね」
「い、いえ.....」
「.........」
「..........」
だめだ、東條さん警戒して話しかけづらい
「お、俺は2年の笹倉大地って言います。」
「.....東條希....です」
「今日転校してきたんですよね。噂で知りました」
「うん....」
...........沈黙が続く。なにか....なにか話題を.....あ、そうだ!
「あ、あのさ....部活は入らないんですか?」
「部活は参加してない。入った方がいいとは思うけど、入りづらくて」
「もしよかったらですけど、ダンス部に来ないですか?俺もやってるんですよ!」
「え?」
「今部員が男子しかいなくてさ...ダンスに興味ある〜とか手伝いたい〜とか思ってくれるなら入って欲しいなと思いまして......」
「え?で、でも私....ダンス部に知り合いとかいないし...」
「いない?知り合
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