第三章 一歩ずつ
第17話 Past Memory2
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俺はそう言って穂乃果に見せびらかす。
この時の俺はまだガキだから純粋に自慢したかった...って思いしかなかった。
「.........」
「あれ?ほのちゃん?」
「ほのかちゃんどうしたの?」
いきなり黙り込んでしまったからなにかあったのかな?と思ってしまった
「ほのかだってつくれるもん......」
「え?」
「ほのかだってつくれるもん!!!!!」
耳を劈くような大声を出して穂乃果はどこかに行ってしまった
部屋に残された俺とことりは首を傾げることしかできなかった。
ザザザジザジジジザザ......
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
何もすることが出来なかった
何もしようとも思わなかった
ただこの日常が続いて欲しいと願っていた
願うことしかできなかった
彼女の隣にずっといたかった
そうすることで自分が自分でいられるかもしれなかったから
それはただの自己満足だった
自己満足をすることで、前にも進まず、かといって後ろに退くこともなかったから
助けたかった
彼女を失いたくないと思って必死だった
必死だったからこそ俺は決断した
どんな手を使ってでも彼女を.....穂乃果を守ってみせる、と
だから俺はあいつらに------た
一瞬だった
それだけで十分だった
でもこの決断は甘かった
もっと違う方法があったんじゃないかと思った
でも俺はまだ小学生
そんな余裕なんてなかった
あれがあの時の最善の方法だった
はは.....ははははははははは
「だい.......くん?」
穂乃果は泣いていた
どうしてないてるんだい?
怖かったのかい?
大丈夫だよ......
ははははははははは......
俺が.....俺のそばにいてくれた君を....守るから....
ザザザジザジジジザザ........
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「見たか?大地」
投稿早々、皓貴は俺のそばに来る
「目的語を言え!何を見たかって?」
「いいから来いよ!」
「ちょまっ!!まだ荷物置いてな--「いいからいいかは!ビッグニュースだよこら」
バッグを持ったまま皓貴に引っ張られ職員室前に連れてこられる
「で?なに?」
「見ろよほら!」
バンバンと叩いた壁の張り紙は...校内成績順だった
「これは....この前の期末考査の?」
「んだ!それでトップの名前を読みあ
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