第16話 やりたいことは
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長は廃校を阻止するために....何がしたいですか?』
『やりたいからです!!』
『私ね...μ‘sを見ていると胸がカ〜って熱くなるの。一生懸命でめいいっぱい楽しそうで』
頭から離れることのない3人の口から告げられた言葉。
いつからか、そんなことを忘れていた
気がつけば『責任』という二文字を自ら背負い始めていた。
気がつけば、やりたいことを素直に出来なくなってしまった。
気がつけば、自らか孤高の存在でありたいと思っていた
気がつけば
μ‘sに入りたいと、思ってしまった
あの忌み嫌っていたμ‘sに入りたいだなんて.....
「ウチな」
後ろから声がした
「っ!?希....」
「えりちと友達になって、生徒会やっきて、ず〜っと思ってたことがあるんや」
「.......思ってたこと?」
「えりちは....『本当は何がしたいんやろう』って」
「っ!!!!!」
希も亜里沙や大地くんと同じことを言った
あまりの衝撃的な発言に言葉を失う
「一緒にいると、わかるんよ?えりちが頑張るのはいつも誰かのためばっかりで、だからいつも何かを我慢しているようで、全然自分の事は考えてなくて!」
図星ばかり言われて耐えきれなかった。
私は希を無視して去ろうとする
「学校を存続させようっていうのも、生徒会長からの義務感やろ!だから理事長はえりちの事を認めなかったと違う?」
希はいつになく強い口調で私に問いかける。
核心を突かれ、戸惑っていることが自分でもわかる
「........」
「えりちの.......えりちの本当にやりたいことは?」
その言葉を聞いたのは何度目なのだろうか。
「......っ」
私のやりたいこと......そんなもの今更....できるわけないじゃない!
「......くっ」
私は希の方に翻し、睨みつける
「なによ......なんとかしなくちゃいけないんだからしょうがないじゃない!!!!!!!」
私は希に.......唯一の親友に怒鳴りつけた。
静かな廊下に怒鳴り声が響く
「私だって、好きなことだけやってそれだけでなんとかなるんだったらそうしたいわよ!!!!!!」
「っ!え、えりち.....」
初めて打ち明けた私のストレートな想い。
怒鳴り声がしかも声が震えてしまった。でも、叫ばずにいられなかった
頬に暖かい涙がおちるのがわかる。
泣いているんだ....私
「自分が不器用なのはわかってる!......でも!今更アイドルを始めような
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