第16話 やりたいことは
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2週間も生徒会の仕事しなきゃいけないのかよ〜!!!」
絵里先輩にμ'sのコーチを頼んでから1週間後の水曜日。
溜りに溜まった資料の山に目を通し続け過ぎて頭がクラクラしてきました。ダレカタスケテェッ〜!!
「そんなこと言ってないで〜。ほらこの資料もちゃんとやっておくんよ〜」
そんな俺に東條副会長は追加資料をドサドサと積み上げていく
「....鬼副会長(ボソッ)」
「ん〜?大地くんなにか言った〜?」
「い、いえ..何にも」
「そう....それじゃあウチはえりちの様子を見に屋上行ってくるわ」
「りょ、了解っす......」
ドアが閉まるのを確認して俺は大きな溜息をつく
「生徒会の仕事を引き受けると言ったものの...まいったな〜」
少し廊下に出て気分転換するかな
〜☆〜
おかしい.......これはおかしい.....
あれから1週間経つのに一向にやる気を失うことがない。むしろ、日々やる気に満ちた目をするようになってきた。
一度も辛いとか、苦しいとか聞くことがなかった。
彼女たちは何故そこまでしてアイドルにこだわるの?
「はぁ.....はぁ.....」
みんな身体的に限界が来ている。それでもやめたいとは言ってこなかった
「休憩時間終わりよ、次のメニューをしなさい」
「はい!宜しくお願いします!!」
「「「「「「お願いします!!!」」」」」」
私は我慢できずに聞いてしまった
「あなたたち...辛くないの?」
「「「「「「「えっ?」」」」」」」
質問に対しての返答は何故そんなことを聞いてくるのっというような表情だった。
「1週間ずっと同じことをしてきてこれからも同じことを続けていくのよ?私が続けさせるのよ?第一、上手くなるかどうかもわからないのにこんなことやって何の意味が--「やりたいからです!!」
ズキン
「え?」
やりたい.....から?この基礎トレばかりの練習をやりたいから?
そんな一言で済ませちゃうの?
「確かに練習はキツいです、体中痛いです!でも!廃校をなんとかしたいと思う気持ちは生徒会長にも負けません!!!」
高坂穂乃果の言葉は私の心をグサグサと突き刺していった。
それと同時に本当に理解してしまった
μ'sの魅力と.....私の、本当の気持ち
途端、その場にいることができなくなり、屋上から出てしまった
「せ、生徒会長!!」
『これがお姉ちゃんのやりたいこと?』
『絢瀬会
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