第16話 やりたいことは
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あ、いや...生徒会のすごさ...かな?
「とと、休憩してる場合じゃないよな。次々っと....」
俺は夏休み明けに行われる文化祭の資料を手にし、作業を始めた。
ガチャッ
「お?やってるね〜大地くん」
そこに現れたのは東條副会長。相変わらず素晴らしい物を持っているな〜
ゲフンゲフン......
「こんにちは、副会長。あ、そっちの資料の整理終わりました。確認お願いします」
「はいはい、ありがとね」
東條副会長は席に座り、先ほど終わらせた資料に目を通す。
「えりち、頑張ってたよ」
「え?あぁ、コーチのことですか」
「うん...なんやかんや言って心配性やからね〜。ところで、大地くんはμ'sの意味を知ってるかな?」
「μ's.......9人の女神、でしたっけ?神話に出てくる」
「そうや、今μ'sは何人?」
「えと....7人、ですね」
「ふふっ、そうやね」
「.....何を言いたいのかわかりましたよ。副会長も素直じゃないですね〜」
「そ、そう?ウチはカードの言う通りにしてるだけやけどな〜」
「またカードですか....」
東條副会長はいつも通り胸元からカードを取り出してみせる。
9人.....あと2人。
きっとその2人とは誰のことを指すのか言わなくてもわかる。
てか、なんでそんなこと聞くんだ?
.....まさか....μ‘sの名付け親って.....
素直になれない副会長を見てげんなりと溜息をつく
「はぁ.....まったく....めんどうな2人ですね」
「ふふっ、そうやね。でもな、μ‘sってのは9人揃って初めて輝くんよ。だから....えりちを頼むよ?優しい優しい生徒会補助員さん♪」
「........わかってますよ。」
ガチャッ
続いて入室してきたのは絵里先輩だ。
「絵里先輩お疲れ様です。やっぱり生徒会ってのは忙しいですね。多分絵里先輩がやった方が効率いいですよ、はは」
「そう......」
少し元気の無い絵里先輩を見て不審に思った
「えりち?どないしたん?」
「μ's...彼女たちは全然基礎がなってないわ。2年生は基礎が良かったけど他は全然だめ、バランス、柔軟性どちらか欠けている子もいればどっちも欠けている子がいる。よくこれでやって来れたわね」
「すいませんね....2年生以外にはなかなか基礎を叩き込む時間がなくて...」
「でも、どうしてそんなに表情暗いん?」
「.......」
絵里先輩は黙り下を向くだけ。なにかあったのだろうか
「お礼を
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