第15話 勉強会
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「母さん」
「なに?どうしたの?」
帰宅後料理をしている母さんの元へ駆け寄る。
匂いからして多分今日の夕飯は肉じゃがだ。
「俺、明日からテスト終わるまで帰らないから」
「え?何よ急に....あ!わかった!もしかしてかのj--「違うから断じて違うから!」
「ふふっ。そうよね、大地に彼女なんて...ふふっ」
母さんは悟ったようにクスクスと笑っている。その顔を殴りたいと思った
「まぁ..いないけど、それ言われると傷つくよな」
「でも..彼女の1人や2人いてもいいんじゃない?せっかく女子高に通ってるわけだし」
「んなこと言われてもねぇ...つか、彼女2人いたら大問題だろ〜が」
俺は頭をポリポリと掻きながらふと、μ‘sの顔を思い浮かべる。
彼女か.....
あいつらみんな可愛いから彼氏いてもおかしくない。もしかするといるのかもしれないな。明日聞いてみようかな。
「って!!話ズレたぞ!穂乃果の家で勉強会してくるから帰らないからよろしく......1人にさせちゃうけど....ごめんな」
「いいのよそんなこと。でもちゃんと穂乃果ちゃんと楽しくイチャイチャしてくるのよ?」
「だから違うって!海未もことりもいるから!」
要件を伝えてそそくさ部屋に戻ろうとする
「そっか.....穂乃果ちゃんは昔から勉強苦手だったからね.....」
ぽつりと母さんが呟いたことを聞き逃さなかった
「は??母さん、昔からってどういうことだ?」
「え?なんのこと?」
母さんは何事もなかったように料理を再開する。
聞き間違いか?いや、そんなことはないと思うけど....
触れて欲しくないみたいなのでスルーしておいた。
(大地......記憶ってのはね、思い出して良いのと思い出していけないものがあるのよ........)
〜☆〜
「つーかいいのかよ....」
「何がですか?」
授業が終わって俺達は一旦自宅に戻り、昨日まとめておいた荷物を手にして穂乃果の家に集まった。
女の子の家にいる遊びに行く。
これはまだいい。だがよ.....女の子の家に泊まりに行くってどうなの?
合法であれば許されるの?曲がりなりにも俺は男ですよ?
もちろん欲情する気はないけど.......だからといって...ねぇ?
「穂乃果の御両親は.....許可したのか?」
「大地.......」
何故かジト目で俺を見る海未
「あなた...穂乃果に何かするつもりなのですか?」
「なっ!?んなわけねぇだろ!何故俺が穂乃果に欲情しなきゃならねぇんだよ」
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