第15話 勉強会
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「穂乃果が.....スクールアイドルやっているそうね」
急な話題転換に言葉を失う。先ほどの陽気な声と違って真面目な話を繰り広げるような声色になっていた
「.....はい。廃校を止めるために結成しました。穂乃果が中心になって現在は7人で活動しています」
「そう.....きっと穂乃果の事だからすぐに辞めるだろうと思っていたけど、今回は本気みたいだね」
「はい......」
「大地くんは....マネージャーだったわよね?穂乃果から聞いているわ」
「そうです。俺は彼女たちが大好きです、一生懸命でひた向きに頑張る彼女たちが。穂乃果がアイドルを始めていなかったら多分こんな有意義な高校生活は送れていないですよ。だから感謝しています」
「ありがとうね。穂乃果のことよろしく頼むわね。未来のお婿さん♪」
「だから違いますって」
この人はそこまで俺を婿にしたいのかよ...てか、穂乃果の意思は聞かないのですか?
「あ、そうそう。大地くん大地くん」
「なんでしょうか」
食器洗いが終わり、穂乃果の様子を見に行こうと階段をのぼりかけたところで穂乃果母に声をかけられた
「ちょっとお風呂のボディソープが切れちゃってて、洗面所の下に詰め替え用のがあるから詰め替えてもらえる?」
「お安い御用ですよ。やっておきます」
風呂場は何故か電気がついていた。この時なぜ俺はノックという常識的なことを忘れていたのだろうか
この時の俺を一発殴りたかった
ガチャッ
「...............え?」
「...................あれ?」
そこにいたのは青みのかかったロングヘアが特徴の園田海未がいた。
正確には”下着姿”の園田海未がいた。
「な...........な.......///」
「ご、ごめん!いるなんて思わなくて...だから...だから!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
「だから誤解だーーーーーーー!!!!」
一週間の間に2回もビンタされるとは思わなかった
てか、穂乃果に勉強教えているんじゃなかったのか?
「すいませんでした.....」
結局穂乃果の部屋に連れていかれ、パジャマ姿の海未と制服姿の穂乃果とことりに説教をされていた。
でも不可抗力とはいえ....いいもの見れたな〜
「大地.....反省しているのですか?」
「え?はい!反省してますよ」
「じゃあなんでいいもの見れたな〜とか思ってるのかな?大地くぅん♪」
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