第15話 勉強会
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やめてよそんな目で見られたら悲しいじゃないか
「目的は勉強だろ?それ以外なにあるってんだよ」
俺はスタスタと穂むらののれんをくぐる
「あ!大地、待ってください」
俺の後を追いかける海未は「あ!ことり、遅いですよ」とやってきたことりに声をかける
「ごめんね〜何の服を着ようか悩んでて〜」
「そうなんですか〜。私も迷ったんですよね、大地に見てもらうので、ちょっと頑張ってみました」
「うんうん!似合うよ海未ちゃん」
「あ、ありがとうございます///」
「お〜い、何してんだ〜。早くこ〜い」
服の話できゃいきゃい盛り上がってるところ悪いけど時間がないので2人を催促して中に入らせる
「すいませ〜ん、笹倉ですが誰かいませんか?」
しばらくして「は〜い」と奥から声がしてやってきたのは穂乃果母ではなく、穂乃果によく似た少女だった。
メガネをつけて歩くその姿を見て、「あ、こいつ頭いいかも」と思った。
見るからにして中学生......穂乃果の妹さん?
「え?」
穂乃果の妹さんは俺を見てきょとんとした顔をした。
「あ、こんにちはら穂乃果のクラスメートの笹倉大地です。後ろの2人は...言わなくても大丈夫かな?」
「こんにちは〜雪穂ちゃん」
「お久しぶりです雪穂ちゃん」
「ことり先輩、海未先輩お久しぶりです.........ちょっと待っててくださいね」
挨拶した後若干の間が空いて少女.....雪穂ちゃんは奥へ消えていった
「お姉ちゃ〜ん!!海未先輩とことり先輩と彼氏さん来たよ〜!!」
「ブッ!!!」
「えぇっ!!!!」
なんでぇ!?なんでそうなったの!!彼女の中で俺はそういう風にインプットされたの!?
「わかった〜!!てか雪穂〜、大くんは彼氏さんじゃないよ〜」
よかった...穂乃果は否定してくれた
ここで肯定したら後ろの黒い2人になにされるか....
ほら....なんか海未は麻縄取り出してるし...それ常備してるの?
ことりはことりで....なにかブツブツ言ってるけど.......
病気なのかな?
「3人とも、お姉ちゃんの部屋にどうぞ。えと、笹倉さん。ダメな姉ですけど、これからも仲良くしてやってください。」
だから丁寧に頭下げて言わなくてもいいから。
そりゃ穂乃果の彼氏....嫌ってわけじゃないけどさ、物事には順序ってものがあるわけですよ
「俺は...彼氏じゃないよ?間違えないでね」
「そ、そうですか......」
明らかに納得していないようだった。
「ほら、行こうぜ海未、ことり」
現実に連れ戻して穂乃果の部屋に向かう。
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